本日、鳥さんぽのご案内をしました。
「鳥さんぽ」に行くと、鳥の世界を感じることができるようになります。
気になった方は、こちらのブログをご覧になってください。
「鳥さんぽ」は、初めて鳥にアクセスするのが簡単になるようにと考え、ご案内をしていますが、それをすっ飛ばして、海外の探鳥の旅にいきなり出てしまうという方もいらっしゃいます。そして、行っている間に、さまざまなことを体感して覚えて楽しんで爆進し、鳥との出会いが楽しくてたまらないというのを目の当たりにするのは、ご一緒していて感動すると共にニヤニヤしてしまう時があります。わかる人にしかわからなくて申し訳ないですが、ドラゴンボールの「精神と時の部屋」みたいな時間が旅の間に流れている感じです。
急速で急激な変化を可能にしているのは、双眼鏡です。
バードウォッチングをしたことがなくても、見える双眼鏡を手にすれば、鳥の世界にアクセスすることは非常に簡単で、海外の方が鳥に出会うチャンスは多いので、むしろ鳥との出会いを楽しむことが簡単に可能になります。
2年連続して、初めてバードウォッチングをする方とボルネオにご一緒して感じることがあったので、バードガイドと今年も話したのですが、
「バードウォッチングに良い双眼鏡はマストだ。それさへあれば、楽しめるし、なければ話にならない。」と。
私も同感です。見える双眼鏡がどの程度見えるかなんて、のぞいて見ない限り一般の方には想像もできないと思うので、ぜひその世界は一度は知ってほしいと考えています。
長年この世界にいて、スワロフスキーの双眼鏡が複数あるので、鳥さんぽではお貸ししています。カメラは消耗品だけど、双眼鏡は一生ものなので高価ではありますが、もし購入するのであれば、ぜひよく見えるものを手に入れてほしいと心から思います。
カメラだけ持って、自然・生き物観察をしている方が主流になってきている現在ですが、条件が悪くても見ること、生態を観察して楽しむには、双眼鏡が必須だと感じています。
撮影して記録を残すことが大事なのは自分も理解しています。美しいものを見たらそれを残して伝えたくなるのは実感としてあります。カメラの方が見える、カメラで観察できるというご意見があるのも聞いています。でもそれは適切に双眼鏡が使えていない、もしくはよく見える双眼鏡を使ったことがないからではないかと思っています。
双眼鏡は、すぐに使えるようになる方と、見たいものが見えるようになるのに時間がかかる方とわかれます。見えないことはストレスがたまるだけなので、嫌いになり使わないというのもわからないでもないですが、野外に出ている時間が長いのであれば、両方活用できたらいいのになぁと私は考えています。
先日、インバウンドのご案内をヘルプして、天気が悪くていい写真が撮れない状況だから外にでないというバードガイドにカルチャーショックを受けました。2名のバードガイドがいたからなのもありましたが、時代が変わったというか、撮れなければ見る必要がないというのは徹底しているというか、生き物が好きなわけではない、撮影が好きなのねとわかりやすく感じました。
趣味の世界なので、皆が自分の好きにすればいいとは思ってはいますが、やっぱり違和感を感じずにはいられなかった自分がいたので、初めてこんなことを書いてみました。
双眼鏡があるからこそ知る世界、見える世界があるのは間違いないからです。