【自然観察と感染症】 ダニ対処法 すぐに絶対にすべきこと&病院でされたこと

前回、ダニ媒介の感染症SFTSについて、

新聞記事の紹介と共に書きました。

こちら

ダニにかまれたら、自分では処置せず、病院に行くことを一般的に推奨されていますが、

すぐに病院に行けないこともあります。

少なくとも自分は毎回そうでした。

かまれたと思ったらすぐに絶対にすべきこと、

それは、ダニの被害拡大を防ぐことですが、

フィールドワークをする人には常識でも、

知らない人も多いはずと思い、

そして、ダニ発見方法や、

病院に行くと何されるか等を書きました。

ただ、すべて私の実体験が元なので、

具体例を読んでいるだけでかゆくなる、

気持ち悪いという方もいると思うので、悪しからず。

でも、知っておいた方が、

人生で困ったときに、役立つかもしれない、

ダニにまつわるいろんなことを書いています。

ダニにやられたと思ったら

1.衣服をすべて変え、衣服を洗う

2.体を石鹸でよく洗う

3.【最重要】体をくまなくチェックする

4.経過を観察する

5.病院に行く ← すぐに行けるなら行ってしまうのが、一番簡単です。

1.衣服をすべて変える

ダニは、人に移動した後に、

すぐに噛んで血を吸いはじめるわけではない。

いい場所を探して移動する。

なので、まだ衣服にいる可能性がある。

かゆくなった時点で、

発疹を見つけた時点で、

その時に着ていた衣服、帽子、持ちものなど、

まだダニがそちらにいるかもしれないと疑い、

その時に身につけていたもの全部を変えるのが大事。

でないと、被害が広がることもある。

ダニが多いとわかっている場所に入ったのなら、

かゆみや発疹が出なくても衣服は全て変えて洗うのが無難。

2.体を石鹸でよく洗う

1と同じ理由で、まだ噛んでとどまっていないダニを落とす目的。

ダニかもしれない?

と気づけば気持ちが悪いから、

言われなくても、体はよく洗うと思うが、

泡立てた石鹸、ボディソープを自分の表面全体に、

指を沿わせてしっかり体につけながら、

よく目視しながら洗う。

3.【最重要】体をくまなくチェックする

2.で体を洗う際に、指を沿わせて体につけながら洗うと書いたのには意味がある。

すでに噛み付いているダニを発見するためだ。

指先は感覚が鋭い。

指先でダニを見つけるのだ。

ほくろなどがない所に突起物があったら、それは多分ダニであることが経験上多かった。

自分で確認できるところは、なんとかなる。

でも、背中とか、体の背面は自分でよく見れず、

夫婦や友人で裸を見られてもいい人には、頼んで見てもらうのがいいが

そうでなければ、自分で確認するしかない。

ただ、小さいので、よく目の見える人に頼むのがおすすめ。

4.経過を観察する

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の潜伏期間は、

調べると5〜14日間とされていて、

その間に、主な症状と記載されているものが出ないかどうかは気にしています。

また、新しい発疹が増えていないか、

新しい出っ張りはないか、しばらく自分の体を観察します。

ネットに書いてあることは間違ってるかもしれないし、

ダニ媒介の病気が全部わかっているわけではないので、

しばらくは自分の体を観察します。

5.病院に行く

旅から帰って病院に行けるタイミングで、

すでにかゆくない場合は、

私は、最近は病院にいきません。

が、初めてダニにかまれたときなどは、

一般的に推奨されている通り、医療機関にかかることをおすすめします。

かつ、病院に行った後でも、

自分の身に起こっていることなので、

経過観察は怠らないことをおすすめします。

痒い場合は、言われなくても、しばらく病院に通うことになるので、

自力で何もしなくてもドクターからの指示があるので大丈夫でしょうが。

病院に行くと何をされるのか?

ダニにどんな感じでかまれたかにもよるので一概に言えないのですが、

切開されて、その部分の皮膚を一部切られたこともありますし、

薬と軟膏だけで済んだ時もありましたし、

病院の先生次第と言ったところでしょうか。

「今どき切開なんてしないよ〜。」と言われたこともありますが、

2回は別々の先生に切開されました。

先生も、本を見て確認していたり、

後から電話がかかってきて、やっぱり切開しようと言われたり、

治療方法に悩ましくなるのは、経験値が少ないからか、

すっきりした診断、治療がしにくそうだなあと感じました。

証拠写真を撮る⁈

『蛇に噛まれたら、なに蛇だかわかると適切に治療ができるから、捕まえてきて!」

と真面目に言われたこともありますが、

ダニも本体がいないと、

「本当にダニ?」と疑われたこともあったので、

捕獲できた時は、写真をとる様にしています。

が、これがなかなか気持ち悪い。

でも、何かの時には、大事な証拠となるので、

気のむいた方は、撮ってもいいかもしれません。

私は、ダニだけでなく、海外で虫に刺されて熱が出るなどの体験もあり、

最初の頃は心配になって、さすがに病院には行ったのですが、

「どんな虫?」と気かれ説明に困るので、

百聞は一見にしかずなので、撮れるものなら写真を撮って帰ろうとは思ってはいます。

最近の私のダニ事件

背中の手の届くところにあった突起物を爪で引っ掛けてとってみたら、ダニでした。

1匹でも見つけたら、犯人がわかったのでスッキリすると考えることもできますが、

その時の私は、

久々にやられた!、まだいるかも!と自分の妄想⁈に囚われ

あっという間にプチパニックに。

旅行しながらの観察旅行だと、

1日に一回しか着替えませんが、

気づいた時点で、風呂場へ直行!

例外1 履物にダニがいることも

長靴、登山靴にダニがついていて、

持ちかえってしまった様で、

その後、被害が拡大し、

結果、1年以上も痒い状態が続いてしまったことを聞きました。

私はそれほどの目にあったことはありませんが、

そういうこともあるので、

旅行中に履物は洗えませんが、

被害にあった場合で、

帰宅後も痒みが取れない、

被害が広がるという場合は、

履いていたものも洗う、

手入れしてしっかり干す、

それらができないなら、最悪捨ててしまう必要があるでしょう。

ダニにかまれた?かもしれないと疑うサイン

そもそも、ダニにかまれたことのない人が日本では多いはず。

森などの野外に出たあと、赤い発疹と痒み。

発疹の数が多数、

一概には言えないけど、参考までに数を言うと、例えば10個以上とか、

一晩たったら数が増えてるとか。

わかりやすいのは、

ダニが付いているのが見えれば、間違いない。

1箇所にとどまり、吸血して体が大きくなると視覚的によく見える。

だいぶ古い話ですが、

奄美大島から帰った後、

「あれ? こんなところにホクロなかったよね? ゴミ付いてる?」

と、朝寝ぼけたまま、よく見ずにひっぱったら取れてダニだった事がある。

これ、引っ張ってダニを取るとダニの体液が自分に入ってしまうからやってはいけないことなんだけど、

その頃はまだダニの実体験があまりなく、

しかも早朝で、まったくダニを疑ってなかったので、

やってしまった大失敗。

哺乳類のいる森が危険度が高い

イノシシ、シカ、サルなど哺乳類の多い森は、一般的にダニにかまれる可能性が、他よりも高い。

哺乳類が多い少ないは、あくまでも目安だけども、

自分の目で哺乳類を見ている様な場所は、可能性が高いと思えば間違いはない。

海外の場合は、

特に多い場所はわかっていることも多いので、

聞いてみるといい。

あらかじめ教えてくれることもあるが、

言うのを忘れる、現地ガイドもいる。

質問したら教えてくれるから、気になる場合は自分から確認した方が間違いはない。

ダニを取る方法

ダニに指をかまれて、気づいてすぐに病院に連れていくことができた方は、

若いドクターが、ビンセットで奇跡的にわりとスムースに取った。

「これで取れなかったら切開しようと思ってたけど取れてよかったぁ。」と言われていた。

だから、かまれてから短時間であれば、噛み口を硬質化する物質が出ていないので、

ピンセット等で取れる場合もある。

私が爪で取るのも同じ様な感じかと勝手に思っている。

ロシア・ウラジオストックの大きいダニの多いエリアによくはいっていた植物学者は、

犬のダニとり用の道具をうまく使っていたようだが、熟練の技がいる様だった。

あまり参考にならないと当時は思っていたが、

動物用のダニ取りの道具は日本にはないのか?

もしくは、細かいものをつかめるピンセットを一本常備してもいいなと気付く。

トゲ抜きの代わりに救急セットに入れておけばいい。

ダニが付いている局部にワセリンを山盛りに塗り、

息ができない様にすると自分から離れると言う説を聞き、

実際にやってみたら、

ワセリンが体温で溶けてきてしまい、

その時は、自分からダニは離れてくれなかった。

移動中にトライしたのが敗因だったかもしれないと後から考えたが、再トライはまだしていない。

また、ワセリンを塗った後、ダニの周りの幹部を綿棒でグルグルして刺激を与えるとダニが自分から離れた動画を見たことはあったが、

あまり自分でやる気はしない。

ワセリンまみれにしたダニは後から検体としては調べにくいから好まれないと言う話も聞いた。

どちらにしても、まだダニが付いていて日本にいるならば、

そのまま病院に行くべきで、

海外で病院に行けない時や、病院にしばらく行けそうになくダニを取りたいという緊急事態の参考までに、

私の知っていることをここには書いてみた。

予防策

最後に、ダニにかまれることを防ぐためにできることは、

簡単なことから順に書くと、

長袖・長ズボン着用する、

ズボンの裾を靴下に入れる、

シャツの裾は、ズボンにしまう、

えり元は何かを巻いて上からの侵入を防ぐ、

野外で、不用意に地面に寝転がったり、樹に触らない、

ダニが多く生息している可能性がある場所か確認する、

虫除けを使う、

など。

さいごに

いろいろ書いてきましたが、

何をしてもかまれる時はかまれるから、あまりシリアスにならない方がいい。

特にダニがいる場所は、暑くて湿度の高い場所なことも多いので、

予防策を取って全身を真面目に覆うと、

暑さに耐えられないという状況に陥ることもあり、自分は、シャツはズボンにインしません。

私は、残念ながら、幼少期から虫に好かれて、いろんな虫にやられるタイプです。

かつ腫れるし、後を引くし、切開したりすると傷が膿みやすいなど、

面倒な皮膚のタイプなので、

蚊も含めて、超神経質に対策をとっていたこともあるのですが、

やってもやらなくて、結局やられるときはやられるということに気づき、諦めました。

仕事がら自分がやられて周りの人が被害に合わないのなら、

それはそれでいいかと思ったのもありますが、

これだけ、様々な国の生きもの豊富な場所に足を踏み入れているのだから、

もう何があっても、どんな病気になっても仕方ないなと

ある時から肝が据わりました。

私だけでなく、基本、世界で一緒したガイドたちは、虫に対して、寛容というか、あまり気にしていませんでした。

そして、傾向として、

虫を全然気にしていない人は、被害にあわないことが多く、

気にしている人ほど、やられてしまうというパタンは、

ダニに限らず、実際に多いので、合わせてお伝えしておきます。

最後に、これを読んで対応し、何かあっても一切の責任は取れませんので、

ちゃんと医療機関にかかってくださいね!

この記事を書いた人

橋場みき子

ワイルドライフの動植物を世界に見にいく旅を作り、ガイドする仕事をしてもうすぐ25年。1年に地球5周を移動する生活を約10年。
2020年世界は変わりましたが、私は、秘境の道先案内人&自然旅行撮影家として、活動を継続することを決意。
17歳の娘と2歳のヒョウモントカゲモドキ(レオパ)雄の母でもあり、夫と3人+1匹の家族構成で日本で暮らしてます。

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