モンゴル【野生ハムスター】観察 ジャンガリアンでなく、キャンベルハムスター

2019年9月20日に写真のハムスターをモンゴルで観察。

この時が2回目の野生のハムスターとの出会い。

写真が撮れて、種を図鑑で確認できるまでできたのはこの時が初めて。

ペット感が強かったので、

野生でもいるんだ?

とアホなことを思った自分がいました。

初の野生ハムスターの出会い

8月にゴビ地方を訪れた際に、

夜行性動物を探していたら、

ゲルの中と外を出たり入ったりしながら、

2匹で走り回っているハムスターに遭遇。

他の人のゲルだったが、

見たい気持ちが勝ち、

外周を強力な懐中電灯で照らしながら、

ハムスターが出たり入ったりするのと同じく、

グルグル回りながら、

かろうじて見た程度だったので、

写真は撮れず、

ハムスターが何の種なのかを

確認することが出来ず、残念だった。

でも、その時、モンゴルには野生のハムスターがいると気づき、

哺乳類の図鑑を見ました。

分布域と見た目から、

モンゴリアンハムスター(Mongolian Hamster)かなぁと思いました。

2度目の野生ハムスター

テレルジからの帰り道、

道路工事のせいで、80㎞も遠回りしてウランバートルに帰る途中で、

景色のいい草原で休憩した時です。

バッタを探していた人の、

視界で動くものがいて、

とっさに捕まえようとし、

噛まれ、逃げたところを、

捕まえました。

ハムスターは2年ほど飼っていたので、

野生とはいえ、勝手がなんとなくわかります。

しばらくしたら落ち着いた

いっとき、ハムスターも焦っていたと思いますが、

しばらくして大人しくなり、

手の中で静かにしていました。

記念撮影したり、

観察させてもらったり、

手から降ろすと、草の下にもぐって

動かずに隠れていました。

お尻が出ていたり、

体もよく見えていたりでしたが、

どこかの穴に一目散に走るという訳ではありませんでした。

動かないことで、見過ごしてもらう作戦のようです。

ハムスターは、

モンゴルの図鑑には夜行性、薄暮時(薄暗くなりはじめた頃)に動くと書いてありますが、

実際には昼間も動いている気がします。

ペットで学生の頃に飼っていたハムスターは、

ジャンガリアンという種でしたが、

昼間もよく動いていました。

今回のハムもたまたまかもしれませんが、

厳密に夜行性ではないような気がします。

可愛い子この子は、誰だろう?

ハムスター、

モンゴルの哺乳類の図鑑には7種が記載されています。

飼っていたジャンガリアンに似てるよなぁと、

現地ですぐ思いましたが、

本日、ようやく、

2冊の図鑑をめくって、確認しました。

背中の黒いラインと

尾の短さから、

キャンベルハムスターと識別しました。

キャンベルハムスターのウィキペディアの説明はこちらです。

動物も植物もそうですが、

名前がわかると、

親近感が増します。

種を確定しようとすること=識別

私は、専門的に動物学を学んだことはありません。

ただ、

世界中の動植物を、

識別、同定する機会が必然的に多いので、

個人的には細かいことは割とどうでもいいタイプで、

それをすることが好きではありませんが、

知りたいと思ったものなどは時間かけて調べます。

名前を確認することは、手間がかかることで、

適当には言えないので、

即答はできないことが多いです。

なんでも、すぐ名前を聞く人がいらっしゃいますが、

野生動物の小動物で初めて見たもので

すぐに名前のわかるものは、多くはありません。

私の識別方法

種を調べようとしたときに、

必要なものは、

写真(できれば多方面からの写真)、

観察、

数冊の図鑑です。

写真と図鑑がないとお手上げですが、

これがあれば、

あとで調べることもできます。

もちろん、わからないものもたくさんありますが。

図鑑は、2冊以上あった方がよいですね。

英語での記載がないと読めないので、

(最近はGoogle翻訳で、写真を撮れば、何語でもある程度は読めるようにはなりましたが)

図鑑の写真と見て、比較する、

絵合わせをするしかないこともあります。

写真によって、だいぶ雰囲気が違う、

個体差のせいで惑わされるということも、

図鑑が数冊あれば、何とかなります。

特に、図鑑のできがあまりで良くないものの場合は、

最低2冊以上欲しいものです。

野生動物に触ったけど

今回素手で、野生動物に触りましたが、

本来は、触らない方がお互いにいいでしょう。

ダニやノミ、

感染症の危険性もあります。

人間の病気を写すという可能性もあるので、

グローブなどをして触るのが望ましいかと思いますが、

今回は、

シリアスなものでないし、

とっさの時で、

素手で触りましたが、

何だかわからないようなものは、

素手で触ることはおすすめしませんし、

自分の責任でやってくださいね。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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