パリに行った理由は前回のブログに書いたので割愛しますが、現地4泊、7日間でパリに娘と行ってきました。
パリへは20年以上前に姉に誘われて行った以来で、大都市への旅も2012年のバンクーバー(シロフクロウに会いに行きました)ぶりでした。
旅行中は問題なかったのですが、帰国後、信じられないくらいに疲れていて、帰ってきてからまる2日寝て、その後もすっきりしていません。
何にそんなに疲れたんだろうと考えてみましたが、慣れない大都市への旅、人の多さに疲れたんだろうと結論。
具体的に書くと、以下のことが大きなストレスでした。
GoogleMapを利用しての移動(日本でも旅先ではそうだけど地名が頭に入りにくい、英語の地図や地名をガン見してるのは目が辛い)、
地下鉄に乗っての移動(どっちに乗るか、あっているのかを常に確認、気が休まらない)、
レストランを探しての食事(自分一人なら適当に済ませるけど、娘に連れて行かれる。美味しかったけど、食べることに強いこだわりがないので、疲れていたら長距離移動をわざわざしたくない)、
人が多い場所で過ごすこと(美術館でも人が多すぎて、常にザワザワして、落ち着かなかった)、
ベトナム航空の機材不良でのパリへの12時間遅れの到着。
旅は慣れているから対応することはできるけど、自分にとっては苦手な人の多い場所で、頑張って過ごしたから疲れたのねと、納得。
手配について
航空券
「エアトリ」がいいと信頼おける人が言っていたので使ってみることにした。使い勝手は悪くはないが、フライト検索の精度が悪そうで、希望通りに出てはこないけど、詳細を見て確認すればわかるので、最終的には希望通りにはできる(が、慣れていないと難しいかもしれない。売りたいフライトに誘導しているような気もした)。
手数料等が事前によくわからないのは気になったが、払って然るべきだし、今回は細かいことはよしとした。
最初は、エア(航空券)を航空会社のサイトから予約して買おうとも考えていたのですが、買うタイミングが遅くなり、AF(エールフランス)は高くなってしまったし、他のキャリア(航空会社)も検討したけど、羽田とパリの発着時間が希望通りでないのでやめる。目的地がパリだと、いくらでも行き方があって、決めるのが面倒になって大変だと気づく。普段、自分が行く場所は、選択肢がほぼなく、2択あればいい方でそれほど悩むことがない。
娘の旅の手配をした時は、まだ自分がパリに一緒に行けるか確定できなかったので別々に手配した。なので、往路は娘と一緒に出発し、復路は私は1日早めに出て、乗継ぎよい便で羽田に帰るフライトに。
宿
エアトリは、宿も一緒に手配できるので今回は最終的にそうした。
宿の手配は、普段はエクスペディアExpediaやブッキングドットコムbooking.comを使うことが多い。エクスペディアならランクが上なので安いかもしれない?と思って見たが、かえって高くなるとわかりエアトリで両方一緒に手配することに。普段、航空券と宿を一緒に手配するということはしないので一回で終わるのは便利だと思った。
宿は、治安のあまり良くない場所と聞いた(東側)を外し、出来るだけ中心部に近い便利のいいエリアで私が探したのだが、娘が安さを追求していたので区内(13区)の最安値の宿に。まぁ、ここが本当に立地だけが良い宿で、娘は何も困らないと言ってましたが、私には快適でなく。でも、シャワーのお湯がすぐにいつでもよく出たことだけは、普段と違って本当によかった。さすが都会と思った。
ベトナム航空
今回、安さだけで選んだのですが、結構よくて選んでよかったと思えたし、ベトナムにも初めて興味がわきました。ベトナム人の気質が好きだなと。その時のアテンダントの方にもよるので一概に言えませんが、今までの経験上、マレーシア航空は緩くて割と適当な感じで、時々、え?って思うような方もいてあまり得意でなく、ブルネイ航空は、最近よく乗ってますが微笑みが硬めでフレンドリーな感じではなく別にそれで問題はないのですが、今回、ベトナム航空に長時間乗っていて、割と自由にダイレクトに感情表現するんだなぁと、素直な感じの表情を見せられているのは気分いいなぁと、初めてそんなことを感じました。
娘は薄いグリーンの機内食の食器の色を気に入っていました。ハノイ空港にあったスターバックスの水筒もグリーン基調だったので、ベトナムカラーなんでしょう、機材も緑だし。
機内食もアジアなので、辛いものがなく自分には食べやすかったのもあります。パリ線ではカップラーメンの配布もありましたが、カップの下に固定する紙の容器があって、ちょっとおしゃれ?にしてあって、初めてそんなの見ました。
機材トラブルで、ハノイを出発後6時間経ってまた戻ってきたのは、一般の人には、かなり大きなトラブルだったかもしれません。もっと機内でアナウンスしてよとは思いましたが、寝てる時間だったし、どうせ戻るなら降りてからわかっても一緒かと後から思えたので、あまりイラッとしませんでした。これがツアーの時だったらスケジュールをどうするか相当悩んだことでしょうが、全く考えなくていいので、すごく気持ちが楽でした。
ハノイに戻ってきた時は、寝ぼけてて、なんか着くのが早くない? とは思いつつ、パリに着いたと思っていたので、景色に山が見えて変だなぁと思いつつ、でも飛んで戻ってくることなんてないし、タイムトリップしてる訳ないし? なんて早朝にぼーっと考えていて、トイレに行って、紙を捨てるゴミ箱を見て、ここはやっぱりベトナムだと確信し、聞きにいきました。飛行機にはたくさん乗っているけど、機材故障でそんなに経ってから戻ったのは初めてでした。安全に戻れてよかった。1点、遅れて出発したパリ行きのフライトのクルーが全く変わらず、出発したのは驚きでしたが。
大観光地パリ
パリでの観光や移動時間は、気づきもたくさんありましたので、改めて書き残したいと思っています。covidあけて世界中からパリに観光客が押し寄せているでしょうし、ファッション・ウィークで世界中から2,000人のモデルとほかファッション関係者が来ていると聞きました。
アジア系もよくみかけたし、地下鉄のアナウンスが日本語、中国語、韓国語などが入る時があって驚きました。地下鉄は、20年前より表示がわかりやすくなって乗りやすく感じたけど、20年前と同じく、また急に運行停止のトラブルに遭遇し、別ルートを余儀なくされた。
食事は大してこだわらなかったけど、宿に最も近いパティスリーのモーニングが最高だったので紹介したいし、また住んでいる人におしえてもらった店内がアールヌーボー様式だけど、料理は安くて美味しい大衆的なレストランはサーブしてくれた人が最高で、最後の夜にとても気持ちよかったのでそのお店も紹介したいなと。美味しいものは人を幸せにする。
久々にホームレスもたくさんみかけ、一日に数人の奇声や大声をあげている人を見るなど負の面も感じた。娘には新宿にもいるよと言われたけど。
今回の旅での大きな気づきは、人の多いところ、大都会で時間を過ごすことは、想像以上に心身の負担が大きいということでした。
でも、知らない世界をのぞく機会をいただき、いろんな世界が無数にあって、なんの世界でも奥が深いなぁと感じた旅でもありました。さまざまな出会に、お世話になった人に感謝です。