与那国島といえば、個人的には、世界最大級の蛾、ヨナグニサンが筆頭にくる。
昆虫は得意ではないけど、
幼少期から、なぜか家にそれだけ標本があって(父が台湾から買ってきたと今回確認)、
長年見ていたのもあって興味があった。
そして、ボルネオ島で見たことはあるが、やっぱり与那国島で見てみたい。
羽化したら、口がないので、一切飲まず食わず、
繁殖するために生き、1週間程度の命という。
今回、成虫は見つからず。
幼虫2匹と、死骸1匹を観察。
それでも、大収穫だった。
アヤミハビル館 火曜定休
ヨナグニサンの方言名が、アヤミハビル。
生きたヨナグニサンを見ることができると聞いていたので、
アヤミハビル館の訪問を楽しみにしていたが、行けなかった。
火曜日が定休日で、
月曜日に島に行ったのに、夕方遅くなったので、明日行こうとして行けずに終わった、大失敗だ。
でも今回、成虫が見れなかったし、
ヨナグニシュウダ(蛇)も出会えなかったので、
また行くからその時の楽しみにする。
幼虫2匹が葉の裏に
葉の裏についていた幼虫2匹は観察できた。
2匹は、常に多少は動いているものの、比較的近くに観察するたびにいて、兄弟なのだろうか?
卵はいくつぐらい生むのだろうか?と。
夜に見つけたが、
かなり白くて、ツンツンしていて
人の目からすると目だっていた。
赤い部分もあって、イモムシの類が生きもののなかでかなり苦手で普段は凝視できないが、
好奇心がまさって、今回はよく見たし、
頑張って触ってもみたが、みたままの感触だった。
食草で探す
幼虫を探すためには、
幼虫が食べる葉、食草(しょくそう)を探す必要があり、
いよいよ、樹木も真剣に覚えようか?という気になってきた。
林さんの図鑑を購入して、冬の間に勉強しようと思う。
脱皮を繰り返しサナギになり成虫へ
ヨナグニサンは、5回脱皮してからサナギになり成虫に羽化する。
脱皮するごとに、幼虫は大きくなり、
サナギ前の幼虫を、終齢(しゅうれい)幼虫というが、
今回、観察した2匹は、まだまだそのサイズではなく、
どんなタームで、脱皮し、大きくなっていくのか知りたい。
ヨナグニサンは年4回羽化
ヨナグニサンは、年に4回見るチャンスがあるようで、
その年によって変動するだろうが、
4、6、8、10月がその頃と。
西表島でもそうだと今回聞いたので、ここに書いて記憶に残す。
4月〜10月ならチャンスがあるということで、
いつか、飛ぶ姿を見つけたい。
興味あったら、一緒に探しに行きませんか。
撮影日 2021年10月18日、19日、20日
撮影場所 沖縄県 与那国島