ツノシマクジラ Omura’s Whale 山口県角島で発見のヒゲクジラ 2003年新種認定

角島にある「つのしま自然館」を訪れ、ツノシマクジラのことを期せずして教えていただき、

ほとんど知られていないことを知った。

「日本で見つかったクジラなので、もっともっとたくさんの人に知って欲しい!」

と熱量かなり多めで、インタプリターの方は語っておられ、

あまり時間がなかったけど、つい話し込みました。

ブログへの写真記載の了解も得たので、聞いた話も書きつつここに残します。

1998年漁船に衝突したクジラ

ツノシマクジラは、1998年に漁船に衝突し、後に、新種と判明。

その様子は、新聞を読むと当時の様子がよくわかる。
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マダガスカル沖にも生息

この海域に新種のクジラがいると研究者が以前から目端をつけていて、

1998年の鯨をDNA解析にまわして、新種記載することができたと聞いたが、

その後、ツノシマクジラは観察されず。

しばらくして、2015年にマダガスカル沖でも観察。

でも、生態がほとんどわかっていないよう。
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骨格標本から老齢のメスとわかる理由

この説明がとても興味深く、これからクジラの骨格標本を見るのが楽しくなると確信。

骨格標本のツノシマクジラは、老齢のメスだという。

標本の後方に、全身の骨からは離れて残る、小さい骨があり、

それは、骨盤で、小さく残っていることが多いのがメスとのこと。

そうだよねとその場では納得。

ただ、帰宅後、気になっていろいろ見ていたら、

骨盤痕跡痕(こんせきこん)は、種にもよるのでそんなに単純なことではないかもと気づくが、今回はそのまま記載。

老齢だというのは、肋骨に折れて治った箇所がいくつもみられるという点から、

骨が膨らんでいる部分は、一度折れて再生した箇所。

繁殖期にオスに猛アタックされて、骨折するそうで、

何度も折れているから、何度も子を産んだはずと。

1998年に船にぶつかった時も弱っていたのではとも言われている。

トカゲの交尾時にメスの首を噛んで、動きを止めて行うのを知った時もびっくりしたが、

クジラは全身でぶつかっていくと初めて聞いて驚いた。

書籍に記載はあったツノシマクジラOmura’s Whale

久々にクジラ熱が再燃し、

古い本から、新しいものまで引っ張り出し、

繁殖、骨格、ツノシマクジラのキーワード等で調べてみたが、

ツノシマクジラは新しい本には、ちゃんと記載があったし、

繁殖行動についての詳細はほとんどないこともわかった。

2015年発行の海外の図鑑には、ツノシマクジラの分布域がアジアだけで、

マダガスカルには印がなかった。

追加情報が少しずつ増えるから、

情報を追いかけたい人は、図鑑を買い続けるわけになるのだと感じた。

これを機に、またクジラ本を落ち着いて読みこもうと思う。

古くてほとんど開いたことのなかった1965年発行の、捨てるというのでもらった「鯨」の本も今回初めて読む気になった。

ビジターセンター利用のすすめ

観光地には、ビジターセンターや自然館みたいな、土地の自然を紹介する施設がある。

そういうところは、ぜひ活用するといい。

ただ見ているだけでなく、質問するといい。

いろんな情報の宝庫だと、改めて自分も気づいた。

自分の知っていることを伝えると、

新しい情報を教えてもらえることもあるし、

オタク的会話が何よりも楽しい。

時間が限られていると難しいが、

時間があれば、大抵はほとんど人がいないので、

話していると次々に新しいワクワクする情報に触れることができる。

そういう場所を自分もこれからどんどん活用しようと思う。

質問するのは、時に難しく感じるかもだけど、

実際に行ってみれば、何か聞きたいことは出てくるはずだ。

角島の魅力

角島には、角島大橋という大きな橋がかかっていて、

海の中を走っているように、島に渡れ、景色が美しいので、

福岡県や山口県の近隣の人にとってはドライビングスポットの認識だけど、

私にとっては美しいダルマギクが咲き、

ツノシマクジラ発見の地で、

ヨットに乗る友人のFacebook投稿から、

日本海と東シナ海の境目で、潮の流れが変わるところが見えること、

日本に2基しかない特別な灯台(無塗装)だと知り、

ググったら、

「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計による最後の灯台で、

2020年には国の重要文化財になったと。

おいしい魚介も好きなら格安で食べられるし、

そんな素敵な島が、角島です。

ツノシマクジラのもっと詳しいことはこちら

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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