ニホンカモシカ 山梨県 三ツ峠登山口への708号線沿いで遭遇 

思いがけずニホンカモシカに遭遇した。

車に乗っていて、道路脇の斜面にカモシカがいた。

斜面にはネットがかかっていて、行きたい方向に行けず、

カモシカは網が切れるところまで、ゆっくり歩いていった。

車をバックして追い、降りて、観察撮影しはじめたが、

まったく逃げる気配はなく、じーっとこちらを見ていた。

見つけた時は、近距離で、300mmのレンズでは近すぎて、

そして、移動したいのが見てとれたので、スマホで撮影した。

カモシカは、移動している時も、こちらをチラチラと確認はしていたが、

ネットを超えてから、山の上に上がっていく段になって、

じーっと動かずにこちらを観察していた。

私も、じーっと見つめてるから、お互いに顔を見合わせる感じで、

ウシ科でこんなことをしたのは初めてだ。

アフリカ、タンザニアに行くとヌーがそれこそたくさんいて、

時々、近距離で観察する機会もたくさんあったが、

ヌーはまったくこちらを気にはせず、見つめてくれることはない。

無関心だ。人なんて見慣れてるし、気にもとめていないのは当たり前かもしれないが、

同じウシ科で、顔の感じ、雰囲気は似てるけど、まったく違う動きだった。

カモシカは、シカと名前にあるけど、ウシの仲間。

かつ、サファリで見るシカの様に見える動物、アンテロープは、すべてウシの仲間で、

アフリカにシカはいない。

カモシカは、一度も急ぐことなく何度もこちらを見つめていた。

樹の幹に顔をあげ、一度、首の辺りをこすった動きはしたが、

それ以外は、

斜面を少し上がっては、ふり返るをくり返し、

木の後ろに行ってしまったと思ったら、左側から顔を出し、

あ、また顔出してくれたと見ていたら、また動き、

次は、右側からも顔を出し、こちらを長いこと見ていた。

間違いなく、お互いに観察しあっていた。

なんだかとても可愛いらしく、野生の哺乳類とは思えなかった。

なんでも可愛いと言ってしまいがちで、気をつけようとは思っているが、

最近は何を見ても愛おしく、そのしぐさ、なんでもが可愛い。

その晩、初めて見た興奮を山荘のご主人、中村さんに話したら、

カモシカは、じーっと人を見るのが一般的とおそわる。

長いこと狩猟されることがなく、人に対して恐れが無いからではとも伺ったが、

狩猟圧の有無が、こんなにも出るのかと実感したのは初めて。

とても不思議な時で、

時刻は、13:04〜13:14の午後の10分間の出来事でした。

カモシカは、もっと高い山、深山にしかいないものと思っていて、

そういうところには行かないし、いつか会いたいけど無理だなと思っていて、

宮崎学さんの写真展を前の週に訪れて、

久々に、また、見たいんだよなぁ、でも見れそうなところに行く予定はないしなぁ、

とぼんやり思っていたら、翌週、遭遇。

哺乳類は、分布域であっても、簡単に観察できるわけでないという経験知が邪魔して、

情報を収集することもしていなかった。

標高1,200メートル程度のところで、出会えるとは思ってなかったが、

シカが、山に上がって生活する様になり、

カモシカが追いやられ、降りてきているとも教わった。

出会ったら、カモシカのこと、ほとんど何も知らないと気づき、

写真図鑑の本を注文した。

到着が楽しみだ。

撮影地 山梨県
撮影日 2021年10月11日

この記事を書いた人

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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