タンザニア北部のサファリで、最も出会うのが難しいサルはこの種、
シロクロコロブス、
別名アビシニアコロブス(Abyssinian-Black-and White Colobus)。
どこにでもいるサルではなく、
私は、アルーシャ国立公園でしか見たことはありません。
樹上生活者なので、環境が限られます。
空港から東に位置するキリマンジャロ国立公園内の森でも観察できると
2020年に知りましたが、その時は出会えませんでした。
このサル、群れで樹の上で採食しているところに出会えるかどうかが、
見られるかどうかのポイントです。
キリマンジャロ空港から最も近い場所にあるこの公園は、
最初にサファリをする場所なので、皆さんまだサファリに慣れないころに出会うサルです。
よく見える場所に出てくれればいいのですが、そうでないと見難くて、結構ツライです。
白い長いふさふさの尾、マント状の白い毛皮を着ている感じがしますが、
一部しか見えず、イメージがないまま見ても、
白と黒の動物ぐらいにしか認識できないかもしれません。
一度だけ、水飲みに地上に降りているのを見ましたが、
その時、背中がクリアに見えました。
このサル、グループで鳴きかわしもするので、耳をすませつつ、探すときは、樹の上、樹の中を探します。2回に1回位の率で見られるサルです。
美しいサルなので、アルーシャ国立公園に行った際には、
探してみてください。