ボルネオ島のネコ科5種 ウンピョウ Bornean Clouded Leopard を探して、マーブルキャット Marbled Cat に遭遇

マーブルキャット

3月にボルネオ島を訪れた旅の目的の一つに、

ネコ科の動物を探すということがありました。

数年前まで研究者しか入っていないような森で、

いい森が残されているから、

ボルネオ島にいる5種のネコ科、

ディディアルディウンピョウ、マーブルキャット、ボルネオヤマネコ、マライヤマネコ、ベンガルヤマネコ、

全てがいまだ生息しているとの情報。

カメラトラップ、

無人カメラにその姿が映っていると。

ウンピョウが大型犬位のサイズ、16~23キログラムと一番大きなネコ科なので、

難しいのはわかっているけど、ウンピョウを探したいと思って出かけていました。

同じく参加者にも、強くそう思っている方もいらして、

真剣でした。

方法は、強力な懐中電灯で、熱帯雨林の森の木々を照らし、

目が光ったところを確認するという地道な作業です。

ひたすら、樹をなめるように照らして、

目が反射するので、光るものを探すという作業の繰り返しです。

それで、自分で見つけました。

ウンピョウではなく、マーブルキャットでしたが。

マーブルキャットは、

2.5~5キログラム程度のイエネコサイズのネコです。

でもしっぽがふさふさです。

この夜、ムササビをよく見つけていたのですが、

マーブルキャットのいた場所はムササビとは明らかに違っていて、

樹の幹の中心でした。

そして、写真のような、ちょうど居心地良さそうな枝のくぼみに座っていました。

光った目を頼りに、車をバックして、

光量をあげないとよく見えないので、

ガイドと2人で照らしたら、見えてきました。

もちろん、私は初めてみました。

もうだいぶキャリアの長い同行のガイドも

見るのは2回目、写真に撮るのは初めてと大興奮でした。

ウンピョウと同じく、

マーブルキャットも樹を降りる際に頭を下にして降りるという変わった習性があって、

その絵を図鑑でみていましたが、

まさかそのマーブルキャットに出会えるとは思っていませんでした。

あまりにレアすぎて、

そのすごさは、現地ガイド達のほうが驚いていました。

私は、自分で見つけられたことがうれしくて、

そして、照らしながらは、撮影は無理なので、

双眼鏡で見ていて出会えたことに幸せをかみしめました。

夜間観察のキャリアを積んで何年になるかなぁ?

この懐中電灯に出会えてよかった、

ヤミスズメバチが出ているから、照らすのはやめた方がいいとい言われたけど、

やっぱり自分でトライしてよかったと。

しみじみ思いました。

現地ガイドは、尿の匂いや様々な情報をもっていますが、

探す人は一人でも大いに越したことはありません。

見つけられたことで役に立てたことが、純粋にうれしいし、

自分でみつけられると、相当うれしいです。

眼のまばたきの具合も、マーブルキャットと多数回見た数種のムササビとでは全然違いました。

ムササビは、大抵ずっとこちらを向いていますが、

マーブルキャットは、周囲を警戒しているのか、一定期間の間に首を横にまわすようで、目が光らなくなる時がありました。

サバンナでヒョウが樹に乗っているのを何度も見ていますが、

大抵乗りやすそうな枝ぶりで、角度も似た感じ多少の傾斜がある枝に乗ります。

同じネコ科だから、やっぱりある一定の条件を満たした場所が好きに違いないと、思いつきました。

リアルで見ることで、

次に探すポイントも何となく感じることができました。

とてもラッキーなことだったと思いますが、

この経験を生かして、また探したいと思います。

カメラトラップに映るマーブルキャットは地上に下りていますが、

本来、樹上性が強く、深い森が好きというマーブルキャットに夜に出会えて幸運でした。

観察した森は保護区ではないので、

樹が伐採されて、住処を奪われないことを祈るばかりです。

マーブルキャットの写真は、ガイドが撮影したものですが、掲載の許可をもらっています。

このとき使った懐中電灯のことを書いた記事はこちらです。

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この記事を書いた人

橋場みき子

橋場みき子

1年に地球5周くらいを移動して、世界の自然を楽しむ旅をご案内しています。動植物観察専門の特殊旅行会社で22年勤務、フリーになってはや3年。

3人家族で、心身ともに健康に、この変わった仕事ができることを目指して、試行錯誤中。

世界の自然の素晴らしさ、生き物の美しさを伝えたい、動物大好きな1972年生まれの女性です。