この夏にその重さに逡巡してましたが、やっと購入した懐中電灯が、南アフリカの夜間観察時に、その威力を発揮しました。
簡単に言うと、自分で電線に止まっていたフクロウ、アフリカワシミミズクを見つけられたということです。
個人的にはとてもとても嬉しく、そんなに見つけられる能力が急激には上がらないので、
やはり、この懐中電灯のお陰だと思います。
見えないと見つからないので。
夜間観察は、ライトが重要です。その時の話はこちら。
懐中電灯はかなり買いましたが、〇〇〇ルーメンと書いてあることが当てにならないことも多く
結局は買ってみないとわからないという感じで、かつ明るいものは重いということもあり、
ここ10年ぐらいはいろいろ買っては試しをしてましたが、最適なものに出会えそうにないと、なかば諦めていました。
この懐中電灯は、ガイド仲間が使っていて知りました。
ピカイチに明るいので、すぐ真似ようと思いましたが、重いので悩みました。
単3電池8本使用です。
私は、パナソニックPanasonicの充電式電池「エボルタEVOLTA」で使っていますが、
電池入れた重量は、529グラムです。
夜間観察を仕事でする人、もしくは真剣に探したい人にはおすすめしますが、普通の人が使うには重いと思います。
夜間観察って何してるの?
したことない方に説明すると、夜に動く、夜行性の動物を観察するために夜に観察に出かけます。
車からの夜間観察の場合は、動物がいそうなところ、地面、電線の上、電柱の上、樹の枝などにライトを照らし続けて、探し続けるわけです。
動物の目と同じ高さでライトが当たれば、目が光ります。
この作業、結構大変です。1時間くらいしか集中できません。
目が疲れてくることはもちろんのこと、夜間観察は何も動物が出てこないこともあるので、眠くなってきます。
懐中電灯が重いと手が疲れて辛くなります。
夜に風を切って走るので、かなり寒かったりもします。
以前、南アフリカのクルーガー国立公園で、凍えるほど寒くなったこともあります。
夜間観察って、寒くなる、手が辛くなる、眠くなる(時差もあるし、朝から起きてるので夜はすでに眠いです)のが普通です。
でも、夜間観察しないと出会えない生き物もたくさんいますし、すごいものが出てくると、元気になれます。
この懐中電灯を実際に使ってみて
11,800円と懐中電灯の値段とは思えない金額ですが、夜間自然観察用のライトと考えれば、かなりの威力を発揮しますので、安いです。
夜間観察時の強力な懐中電灯を探していた方には、自信をもっておすすめします。
使う方へのご注意
スーツケースに入れる時は、中身(電池)を反対にして入れておいた方がよいです。
押しボタン式なので、長押しされてしまう状況になると電気がついてしまいます。
かつ、強力なものなので、安全のためにも。
別の使い道
娘の文化祭の照明として、貸してほしいと言われ、貸しました。
教室での劇の照明、スポットライトや場面変換の際のカラーライトととしては、十分使えてました。
赤と青のライトも付きます。
チカチカと点滅もします。
これが、夜間観察時に慣れてなくて失敗したのですが。
夜間観察って一発勝負なので、ライトのボタンを押し間違えると、対象物を飛ばしてしまうので、ボタンの押し間違えには注意しましょう。
ちなみに、色のついたライトと、一般のライトはボタンは異なっています。
おまけ FENIX社の他のライト
他にもいろいろな大きさのライトが売られています