こんにちは、自然の旅の案内人、みきです!
マダガスカルの動物、最大のキツネザル、インドリを紹介します。
「インドリ」という名前ですが、鳥ではありません。
サルの仲間です。
「バンケン」という、
名前の鳥がいて、音で聞くと、
犬だと思ってしまいますが、
鳥です。
同じように、耳だけで聞くと、このインドリも、まぎらわしい名前で、
目の前のサルを見て、
「え? これ鳥じゃないでしょ! サルでしょう!」
ということが本当に森の中で起こります。
このサル、
生息地が限られているので、
見やすいといえば見やすいのですが、
ぴょんぴょんと、樹々を跳び、移動していくので、
少しじっとしていてくれないと、よく見れないこともあります。
でも、現存しているキツネザルの中で、
体は最も大きいし、白と黒のカラーは視認性は高いです。
また、鳴き声も特徴的です。
朝、縄張り宣言をするのですが、大変大きな声で鳴きます。
こんな感じです。
部屋の窓を開けて録音しました。
今回、3日間、毎朝聞きましたが、
毎日、鳴く時間、場所、長さが等の条件が異なりました。
いくつかのグループが生息しているというので、
声が聞こえていたグループも毎回違っていたかもしれません。
朝から雨が降った日は、6時になってやっと鳴きはじめたので、
天気にもよるんだろうなぁと推測。
かなりのボリュームなので、
近くで鳴かれると、目がいっぺんに覚めます。
人からの餌を食べないので、
飼育ができず、
アンタナナリボにあるチンバザサ動物園やレミュール(キツネザル)パークには、
ワオキツネザル、ブラウンキツネザルなど、多種のキツネザルが飼われていますが、
インドリはそういったところでは見られない種で、
森の中に会いに行かないと、見ることができないキツネザルです。