スワロフスキー双眼鏡のおすすめ2機種についてご案内します。円安でこれからも価格は高くなるだろうし、そういう意味で価格で悩んでいるならば早くに買うのがいいし、いいものを一つ買えばそれ以上悩まなくてもいいので、自然観察が大好きな方で、長く使うかわからないという心配がない方や、その価格帯の双眼鏡を買ってもいいと考える方ならば、少しでも早く買って、たくさん使うことを心からおすすめします。
おすすめ2機種 2025年2月現在
ベストな双眼鏡は、結論から言うと一つではなく答えはありません。なぜなら、使用方法や条件によって異なり、使う場所、行く場所によっても選択が変わるからです。でも、あえてそれらを何も書かずに以下の2機種がおすすめです。どちらもよく見える点は疑う必要はありません。
①Swarovski Optik CL Curio 7×21 写真のオレンジの双眼鏡
②Swarovski Optik NL Pure 8×32 写真のグリーンの双眼鏡
Amazonのリンクを1番下に貼ったので詳細を知りたい方はそちらをご覧ください。
2機種の特徴と選択方法
①もっとも軽いもの、コンパクトな双眼鏡が希望なら
②①より視野が広く重量感があるが、バードウォッチング、自然観察にハードに使う予定ならこちら
①のコンパクト双眼鏡を、昨年、相当悩んでついに買いました。1日に10時間以上歩くような登山時にNLの双眼鏡やカメラを持っていくのは重くて辛いので、山に行くときは双眼鏡もカメラも諦めていましたが、やっぱりどうしても鳥を見つけたら見たくなる。そして、ない時ほど鳥が見たくなり、でも目の悪い私は双眼鏡なしでは鳥は全くよく見えないのでストレスが溜まる、そんな繰り返しでした。そして去年の8月、キナバル山から下山してきて、双眼鏡が手元にない(コンパクト双眼鏡のスワロフスキーの古いモデルは手元にありましたが)そんな時に、とても美しい緑色の鳥、オオミドリヒロハシのペアが目の前に現れたのです。しかし、その古いコンパクト双眼鏡では、熱帯雨林の暗い森という条件もあり、スワロフスキー製品ではありましたがよく見えず、こんなに素敵な鳥が目の前にいるのに、いつもの双眼鏡がないばかりによく観察が出来ないなんて、、、本当に悲しい、という事件があり、やっぱりコンパクトの双眼鏡を買いなおそうという気になりました。そして、12月のニュージーランドのトレッキングの前に購入、初使用してきました。荷物を軽くしたい、でもよく見える双眼鏡を持っていきたいという願いを叶えてくれた、CLです。
過去にコンパクト双眼鏡を買われた方の感想ですが、
「バードウォッチングしたり、生き物観察の旅に数回行く人なら、早く買ったほうがいい。見えない双眼鏡で行く方が無駄で、絶対に買いでした。」
この方は、すでに双眼鏡はお持ちでしたが、冬の北海道に家族で行かれる前に購入され、クマタカを見たそうで、現地で貸してくれた双眼鏡と、自前の双眼鏡と、新しいスワロフスキーの双眼鏡の3台を家族で使ってはっきりわかったそうで、よく見えると断然楽しい、全然違う、ものすごく鳥がきれいだったと旅から戻っておしえてくださいました。
コンパクト双眼鏡を私も使ってみて
<メリット>
軽いのでどこにでも持っていくことに躊躇しない。明るいし、よく見える。軽いのが最高。
<デメリット>
視野が狭いのは、仕方がないとして、
本格的な②の双眼鏡と違ってコンパクト双眼鏡は小さくて軽いため、首から下げて歩くと、双眼鏡が首元でぶらぶらします。私はそれがかなり気になりました。双眼鏡は出しておかないと使いたい時にすぐに使えないので、私の解決策としてはザックの背負うベルトにつけた水筒ホルダーの中に使わない時は双眼鏡を入れて歩きました。軽さが故の問題もあるということが、長距離(ミルフォードトラックの50km以上)を歩く際に使ってみて初めてわかりました。
NL8x32の私の使い方
NLの良さはたくさん書かれているので、それは他の人に任せて私の使い方をお伝えします。
フォアヘッドレストとサスペンダーを利用して使っています。
<メリット>
フォアヘッドレストは長時間のバードウォッチングの際に観察がかなり楽になります。船からの海鳥観察や、旅で連続で長時間鳥をみる際など、おでこにヘッドレスト押し付けて双眼鏡をのぞくので視界も手も安定し、腕の疲労感が違います。
サスペンダーは、頚椎ヘルニアが悪化しないように一昨年前から使い始めましたが、首の負担が激減しました。実は以前、一度使ったことはあったのですが、安価なものを求めたせいか、金具が外れることが頻発しそのせいでストレスを感じて使わなくなったことがあり敬遠していましたが、それは背負うサスペンダーの問題ではなく、私の過ちでした。その失敗があったので正直高いよなとは思いましたが、正規品を求めた次第で、結果、ストレスなく初めから快適に簡単に使えました。創意工夫が得意な方は問題ないのかもしれませんが、そういうことが苦手な方は、正規品を買うのが無難です。
<デメリット>
フォアヘッドレストは、部品がプラスチックなので壊れやすいです。すでに2回も折れて修理に出しました。強い衝撃には弱いので使用には注意が必要です。1回目の時は壊れたのがわかったのですが、2回目の時は、移動時だったのか、気づいた時には折れていて部品が一部欠損という状況でした。
サスペンダーをつけた双眼鏡の場合、装着順序を考えないと、ザックなどのカバンを下ろす際にからまることがあります。また、サスペンダーの部分が嵩張るので、ザックの中でスペースが余分に必要ですが、大きなデメリットという訳ではありません。体に痛いところがある方はお試しになることを心からおすすめします。
おまけ大口径を使ってみて
NL10x52の大型双眼鏡を小笠原に行く際にお借りして外洋で試しました。そうだろうとは思っていましたが、とてもよく見えました。視野が大きいので安定して鳥を追えるし、重いはずなのに見ているときは重いとは全く感じさせない人間工学が取り入れられたスワロフスキーマジックでさすがだなと。8×32で、八丈航路で海に出てアホウドリを見ていると、条件が悪い強風の日は特に、やっぱり防振双眼鏡が必要か?という気になっていましたが、こういう選択肢もあるのかと気づきました。流石に、もう一つ、すぐに買えるものではなく、新しい世界を知って終わりにしましたが、旅にご一緒して双眼鏡をのぞいた皆さんもよく見えるねと。海鳥の遠さは、時によって果てしなく遠いし、海上で鳥をキャッチするのはとても難しいから、こういうハードな条件こそ、スワロフスキーだよなと改めて気づきはしました。海鳥メインの方なら、スワロフスキーの大口径の双眼鏡がおすすめです。
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さいごに
スワロフスキーの双眼鏡は高いものだし決めるのは難しいです。絶対に間違えたくないという気持ちもよくわかります。
双眼鏡購入の相談にのってほしい方は、リアルで会いにきてください。一緒に旅に行って過ごす時間や観察する時間が長くなればいろいろわかるし、他の機種も選択肢に入る場合もあるなど私もアドバスしやすいし、実際に使って試していただくことも可能ですので。