アイスランドは、
ヒツジが多い。
見慣れたヒツジではなく、写真のようなヒツジ。
羊毛の産地、
かつ、
ヒツジ肉を食べる。
毛は毛糸に活用し、
肉は食用とされる。
アイスランドの澄んだ空気と水と大地で、
健康的な草を食べて育つ。
こんなに、ピュアな肉はないぞ!とガイドに自慢された。
ヒツジ肉は確かに美味しかった。
チリ・パタゴニアでもヒツジ肉文化を知ることになったが、
アイスランドでもヒツジ肉文化を知った。
ヒツジは、寒冷地で良く育つのだろう。
アイスランドには、
アイスランドでしか見られない、
いわゆる固有種の花はないし、鳥もいない。
でも、驚くほど、ランは多いし、
湿地帯、一面にたくさん咲いている。
高緯度地方なので、
高山植物が低地に咲いている。
寒いと何度も書いたけども、
高緯度地方の割には、
島のそばを流れる暖流のお陰で、気温は高め。
夏に一気に気温が上がり、
虫が、短期間に大量に発生するので、
それを狙って、鳥も移動して来てこの国で子を産み育てる。
ヒナや、それより少しだけ大きくなった子を連れた家族連れの鳥は、
見ていて心が和む。
アイスランド、
という名前のせいで
生き物が少ないイメージがあったけど、
実際に来てみたら、
ほんの短い夏の間に、
いっせいに、爆発的に、
次の世代に命をつないでる動植物の多さに気づいた。
荒涼としている風景も多いけど、
夏のアイスランドの自然を見てそう感じた。