マダガスカルの鳥の紹介はこれでいったん終わり。
最後に、とっても地味な子を紹介。
固有種で、すごく、狭いエリアに生息するクイナモドキの仲間。
乾燥した森の林床を、
歩きながら、
採食する鳥。
メスアカクイナモドキという別の種を、
今までイファーティで見ていたけども、
営巣中か、
早朝のまだ樹の上にじっとしている時だったので、
歩いているのは初めて見ました。
全長30㎝くらいの鳥ですが、
ペアか家族で、いつも遭遇。
森の中を歩いているときは、
見えるというか、いるのがわかる程度。
のぞきみのような雰囲気でしか見られない。
人が歩く道を彼らが渡るほんの短い時間、
オープンな時に出てきたときが、
観察・撮影しやすいのですが、
むこうも警戒していて、
サ~といってしまう。
ペアでなく、家族の時は、
みんなが一度には渡らないので、
何度かチャンスがあり、
ちょっと立ち止まってくれる子もいる。
マダガスカルの森の中での鳥の撮影は、
ほかよりも難しい。
ヤブヤブしているという言葉は通じないかもしれませんが、
枝が四方八方から出ていて、
葉もあるし、
かつ乾燥地は、
乾燥に対応してトゲ植物が多いので、
オートでピントが合いにくい。
他のものにあってしまう。
いつもなら、ピンがくるのに何故??という事が多発します。
マダガスカルでの動物の撮影は
意外に撮りにくいです。
そんな時は、
手であわせるしかない。
鳥が動く前に合わせられるかどうか、
ドキドキする。
合わせられない時も多いけど、
闇雲に撮っても、写せないから、
はやる気持ちをおさえて、
手動でピントを合わせて撮る。
私は、普段は、オートで全て撮っていますが、
ピントがこないようなときは切り替えて撮影しています。
この鳥、色味は茶系で地味ですが、
頭や胸の模様が、よく見ると素敵です。
茶色で特徴があまりなく、識別が難しい鳥は苦手ですが、
ただの好みではありますが、こういう感じの鳥は好きなので、
地味ではありますが、最後に選んでみました。