マダガスカルからの写真が続きますが、
新年を迎えるにあたり、
験担ぎで、青い鳥を選択。
この鳥、6回目の島訪問の際にやっとしっかり観察、そして運よく撮影できました。
実や花を食べていて(蜜を吸っていたかも)、
動きながらもこちらを気にせず、しばらくチョロチョロと動いてくれました。
こんな美しい青い鳥、しかも固有種なのに、
なかなか見る機会、縁がなかったのは理由があって、、
図鑑の絵で見る分には、それほど目を引く鳥でなく、
特に古い図鑑だと全く魅力的でなく描かれていて、
見たいと思ってなかったので、
バードガイドにリクエストしていなかったのもあるし、
脳味噌に認識されていない鳥だったから、
チラッと見る機会があった時も、スルーしたのだろうと思う。
脳生理学的には、しっかり予習した方が、
初めてみる動物は見つけやすい。
マダガスカルは、島の大きさ日本の1.6倍のサイズの割には
鳥の種数はそれほど多くなく300種弱。
どんどん種数が増えていく傾向なので最初に知ったときは256種だったけど今はそのくらいか。
マダガスカルにしかいない科もあり、
固有種も多く予習しやすいし、
色やくちばしの形が変わっていて
見た目が派手な鳥も多いので、
鳥を見ることが楽しい国。
ただ、森の中で鳥を見るのは簡単でないから、場所を選ばないと初めての人には難しい場所。
あるとき、道路脇のあいたスペースに座って、森に向かってランチをとっていたら、
この鳥が目の前の木に一度とまって、
びゅっと横切って飛んでいった。
ぼーっとサンドウィッチを食べていて、鳥に焦点がほとんど合わず、
光に照らされ輝いた青いかたまりにしか見えなくて、
こんな鳥いたっけ?
と出会ったのが最初の出会い。
ブルーは好きな色だけど、
この鳥の青さは一段と美しく、
自然光の中で美しく見えた。
この写真を撮影して以来、
私の中での青い鳥のイメージはこれになった。
「青い鳥」は近くにいるんだろうけど、
この青い鳥にもう一度会いに行きたい。
撮影日 2018年11月9日
撮影場所 マダガスカル アンダシベーマンタディア国立公園近く
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