マダガスカル カメレオン天国な国

マダガスカルのグルビーフェルカメレオン

アフリカ大陸の右下にある島、けっこう大きい島、日本の1.6倍の面積をもつ国がマダガスカルです。

その国、その場所にしかいない種の生き物を、固有種といいます。その固有種の占めるパーセンテージが、動植物いずれも極めて高い、8割前後というすごい国です。簡単にいうと、この国にしかいない動物や植物がたくさんということです。

この島、生き物が本当に変わっていてほかにも色々いますが、独断と偏見でカメレオンから紹介です。

マダガスカルのパルダリスカメレオン

地元の人には、忌み嫌われていて、本当に見るのもいやそうです。わざわざ観察している私たちに、こっちに来ないで、そんな気持ち悪いものみてどうして平気なの?悪趣味ね?と言いたげ(言ってたかもしれませんが遠巻きにみてるので、詳細不明)なくらい嫌がっている様を実際に目にしています。

マダガスカルのプレデコルニカメレオン

カメレオン、色が変わるというのは有名ですが、興奮すると黒っぽくなります。繁殖期中は色が赤くなったり鮮やかになるのもいます。寒い時期は、活動が鈍くなります。昼行性(夜行性の反対の言葉です)で、夜は寝ています。寝ているときは、尾をぐるぐるとして、安定させて寝ます。そのグルグルの尾が可愛いです。

夜の寝ているカメレオン

夜、森の中での観察では、樹の枝にボコッと異質なものがついていないかをライトを当てながら探す、という方法があります(要するに枝っぽくないもの、そこに何かがいるのです。寝ている鳥やカメレオンなどみつかります)。カメレオンは寝ているときは白っぽく、昼間よりは見つけやすいと言われますが、そんなことはありません。

マダガスカル北部の小さなカメレオン

現地のドライバーは運転しながら、昼間、樹についているカメレオンを見つけたりしますが、信じられない行為にいつも感じます。フィールドでは見つけることが仕事のひとつの私ですが、ほんとに自分で初めてカメレオンを見つけた時は、大興奮でした。マダガスカル人のガイドに「これであなたもマダガスカル人ね!」と言われすごくうれしかったのです。

脱皮中のカメレオン

カメレオンは行きつ戻りつしながら前進するのですが、そんな移動方法の割には、その気になれば、意外にスピード速く動けます。葉から葉を伝わって、樹の上の方に移動していくさまを、観察したことがありますが、器用に葉をつたわって登っていく様は、感心しました。

バオバブ並木のアダンソニア グランディディエリ

いろんな種類がいて、大きさもいろいろで、3センチサイズの極小から、肉厚なというか重厚な感じで体調が50センチ位のものまで、鼻のような角がある種や、恐竜トリケラトプスみたいな冠のある種まで、それこそ色々で、楽しいのがカメレオンです。カメレオンを知って、アフリカってすごい!って思った自分です。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

アバター画像

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

Facebook Page

「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせと、世界の旅で撮影した写真があなたに届きます。