飯豊山 ヒメサユリが咲く山 本当は山の上で咲くユリだった

夏に飯豊山に登って、

ヒメサユリは、かつて

高山でしか見られない花だったと知る。

ヒメサユリとは?

ピンクの可愛らしいユリで、

限られたエリアに咲く花なので、

福島にかつて、

旅を多数企画して、たくさんの方をご案内しました。

低地の管理された公園(高清水自然公園)で見れた花だったので、

低地に咲く花だと思っていました。

飯豊山とヒメサユリ

山小屋では、ピンバッチが売られているのですが、

飯豊山本山小屋で、

ヒメサユリとイイデリンドウのバッジが売られていました。

イイデリンドウは、

この山でしか見られない固有種だと、

登る直前に知りバッチがあるのは当然だと思いましたが、

ヒメサユリは、どうして?

なんで、山でヒメサユリのバッチがあるのと正直思いました。

いがりまさしさんに教わる

山の上で気になったものの、

下山してから調べようという気にはなっていなかったヒメサユリの件ですが、

いがりさんと電話で話していて、

昔は、高山でしか見られない花だった、

木原浩(きはらひろし)さんが、

飯豊山で、雪渓バックにヒメサユリの群落写真を撮ったのが最初だよと聞きました。

そうなのか、

ヒメサユリは、

飯豊山で咲くのか!

と初めてそこで知り、

ネットで、

飯豊山とヒメサユリで検索したら、

確かに登山者が撮影していました。

ヒメサユリの咲く頃の飯豊山

福島の低地で

5月下旬から6月に咲くヒメサユリ。

山の上では、

雪解け次第でしょうが、

7月前後くらい、

まだ雪渓がたくさんある時期に咲くのかなぁと推測。

8月下旬に登った際には、

遠くの山に雪渓が残っているのは見ましたが、

登山道に雪が残るところは全くありませんでした。

でも2020年は特殊な年だったようで、

「こんなに雪渓が少ないのは初めて。」と

仕事で毎年登っている方が言っていたのを聞きました。

昔の写真集の群落はすごい

リアルで見ることは、

何にもかないません。

でも、植物の群落だけは、

過去に撮影された写真の方が

数段すごくて、

あぁ〜昔は本当にたくさんあったんだなぁと思うことが過去に多々ありました。

飯豊山のヒメサユリもそうかもしれませんが、

まずは木原さんの写真、図鑑を探そうと思います。

飯豊山登山はきつい

ヒメサユリの咲く頃の飯豊山に

もう一度、行ってみたい気もしますが、

今年はたまたま天候やその他の条件に恵まれ、

かつ、余裕のある変更可能なスケジュールだったから怪我なく帰ってこれただけで、

もう一度行って、無事に帰ってこれるかどうか

自信がありません。

悪天候なら

絶対に登りたくない箇所が複数ありました。

飯豊山登ってみてわかったこと

アプローチの大変な山、

深い山だからこそ、

人が少なく、

植物も環境も守られていると強く感じました。

それにしても、

ほとんどの方があの山を1泊2日で登って降りていかれるので、

皆さんすごいなぁと。

ガッツリ山屋さんでないと登らない山なのはわかるのですが。

花が思いのほか咲いていたのもあって、

私たちは、

切合(きりあわせ)小屋で2泊して、

飯豊山山頂とその少し先まで一日ゆっくり花散策を楽しみ、

二日間とも、美しい日の出を見て、

朝ご飯も料理し、コーヒー入れて飲んでからの行動開始で、

のんびりというかノロいくらいな行動に見えたんだろうなぁと思います。

私たちは、

前後泊も、

麓の温泉宿「いいでの湯」で過ごしたので、

個人的には、

人生で最も楽しい山行となり、

最もきつい登山コースだったにもかかわらず、

いい思い出でいっぱいで、

すっかり山が楽しくなりました。

時間的問題があるとは思いますが、

ハードな山旅になるのは必至なので、

前後泊して登山するのをおすすめします。

山で、そして道中お世話になった方々に、心から感謝します。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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