鷽替神事とは
九州の太宰府天満宮にならって文政3(1820)年に始められ、以来毎年1月24日、25日に執り行われていて、前年の木彫りの鷽を神社に納め、新しい鷽と取り替えるならわし。今年は、混雑分散のためか、日曜日の23日も開催されていたので異例のことだったのでしょう。
訪問した時にいただいた案内には、神事当日は、早朝から参拝者が列を作り、御本殿での祭典執行の後、8時半から鷽の授与が始まり全ての鷽が飛び立つと神事は終了になりますと。鷽がなくなり次第終了とウェブサイトに書いてあるのはこのことでした。朝早くに行った方がいいのかと思いましたが、昼過ぎに到着したものの、鷽の木彫りはたくさんあって、例年より人が少なかったのかもしれませんが。木彫りの鷽のサイズは、1号から10号サイズ、そして懐中用を合わせての11種類とたくさんあり、御初穂料は、最もコンパクトな懐中用500円〜最大20センチの高さの7,000円まで。一体一体手作りで一年かけて制作されていると。
また、この鷽替神事の期間だけの、御朱印や絵馬もありました。それらも含めて、不謹慎かもしれませんが、大小さまざまなたくさんの鷽が可愛くて、グッズ販売所のように見えなくもなかったです。
鷽替の由来
凶事を「嘘」にして吉事に取り(鳥)替える、人々が知らず知らずのうちについた「嘘」を「誠」に取り替えると伝えられていて、鷽を取り替えることで一年の吉運を招くと。また、「鷽」という時が正体時の「學」に似ていることから学問の神様である天神様とのつながりが深いとされ勉学に励む人々のお守りとしても親しまれている。
鷽は本当にいる鳥
「ウソって鳥が本当にいると思わなかった。」と話していて言われ驚いたのですが、一般の人にとっては、鳥の種類なんてそんなものだろうとすぐに思い直す。見ようとしない限り見える鳥ではないので、そして名前がそんなんだから仕方のないことかもですね。
金鷽⁈ もいる
ブログを書くにあたり、案内を熟読していて気付いたのですが、神事の最終日、夕刻に天神様より「金鷽」の番号をいただき、この番号が当たった人には金鷽が授けられ、その一年特に幸運であるそうで、、、番号は鷽とともに渡される由来書に記されています。
実はなぜ番号がふってあるのか疑問に思ってました。コロナだからなのかと思ったのですが、全然違いました。夕方に人がどの程度集まるのか、金鷽はどんな鷽なのか? 番号発表はどういう感じなのか? 気になって見てみたいと思いました。亀戸天神の徒歩10分圏内に実家はあるので、来年行こうと思えば行けるなぁともすでに考えました。
行きたくなった理由
太宰府天満宮に昨年行って鷽みくじを引いて、鷽替が急に気になり出し、1月に開催と知り、それなら亀戸天神の鷽替えに行こう! と思った次第。近所に18年も住んでいても興味がないと何も知らない。気になった時がタイミングと行くことにしました。
こんなブログを書きはじめた理由
昨年、神主さんの知人が2人もでき、親しくさせていただいています。そして日本各地に生きもの観察に行くにあたり、神社を訪れることも多いので、書けそうなところは神社への御礼の気持ちでこれからご紹介させていただこうと思って書こうと書こうと思っていてやっと一つ目が書けたところです。実は、生きものと神社って関係が深くて、、、その話はまた今度。
天神さんの後におすすめの場所2箇所
くずもちの有名な船橋屋さんの本店が近くにありますので、甘味だけですが、雰囲気も良いのでぜひどうぞ。
そして、スカイツリーもバスで行くとすぐだし、天気の良い日なら20分くらい散歩して歩くのにちょうどいいくらいな場所にあります。
おすすめは、すみだ水族館。
座るところがたくさんあってボーッと眺めるのにちょうどいい。案内が少なくて、きれいな大きな水槽がたくさん並んでる感じのオシャレなところでした。狭くてビックリしたけど展示に愛は感じました。マゼランペンギンは沢山いて、泳いでるさまが上から見えるのはいいなぁと。
というわけで、亀戸天神→船橋屋→すみだ水族館の1日コースでした。
この日は、御朱印集めをしてる娘を誘い、久々に一緒に出かけました。チョコバナナ、リンゴ飴、写真はないけどイチゴ飴まで食べた直後にお汁粉を食べてて、さすが10代と思ったのでした。
娘曰く、すみだ水族館は、平日は小さい子連れの親子、週末はカップルの多い水族館だと。年間パスポート(2回分の入場券代)を持ってるので、今回案内してもらいました。