東京都写真美術館 嶋田忠さん写真展 野生の瞬間 9月23日まで パプアニューギニアのフウチョウに出会える

見たい写真展が終わってしまうと、

焦って先日、出かけてきました。

やっぱり行って良かった。

極楽鳥、フウチョウをいつか見たいと思っている方、

ぜひ終わる前に、

足を運ばれた方がいいです。

東京都写真美術館

東京都写真美術館は、

恵比寿ガーデンプレイス内にあり、

JR恵比寿駅から、

動く遊歩道などを使って、

展示室の入口までは10分程度で行かれます。

2階展示室が嶋田さんの写真展です。

入場前のビデオ

以前に、ここに来た時も、

入場前に流していたビデオに目を奪われ、

しばらく見入ってから、中に入ったのですが、

今回はさらにビデオにくぎ付けで、

ひと通り見てから、写真展の中へ。

パプアニューギニアのフウチョウ、

赤と黄色の雄のカラーリングが派手で美しい、

オウゴンフウキンチョウモドキ、

尾羽の先にヒラヒラがついたヒヨクドリ

の映像をたっぷり見てから入場したので、

気分はすっかりパプアでしたが、

極楽鳥の写真は最後の部屋まで、

しばしおあずけとなりました。

歴代の作品多数展示

嶋田さんが、初めて野鳥撮影したモズ、

代表作品のカワセミ、アカショウビン、シマフクロウなど国内の鳥が続きました。

嶋田さんの歴史を写真と共に見せていただきました。

極楽鳥・フウチョウ

極楽鳥、フウチョウという鳥の仲間がいます。

鳥好きには、有名な鳥ですが、

雄の羽が形態的にも、色彩的にも、

特異的に進化し、

大変美しい鳥で、

39種います。

雄が派手に着飾る方向に進化し、

地味な雌が、

雄を選びます。

世界最古の森とよばれる、

深い熱帯雲霧林にそれらが生息しています。

進化論で有名なダーウィンと同じ時期に、

ダーウィンとは別に自然淘汰説に基づく進化論を思い至った人、

アルフレッド・ラッセル・ウォレスという人、

彼が書いた『マレー諸島』の本の中で、

“この素晴らしい鳥をその原産地の森林で見た、

また極楽鳥の多くの標本を手に入れた唯一のイギリス人”

と自慢気に書くような、

人を魅了する美しさをもつ鳥です。

展示室の最後の部屋が極楽鳥・フウチョウの部屋

入口のビデオで、

魅了されたオウゴンフウチョウモドキをはじめ、

オジロオナガフウチョウ、

タンビカンザシフウチョウ、

ヒヨクドリ、

アカカザリフウチョウなどの、

極楽鳥の写真がありました。

大きくされた写真は、

光の反射によって見える色、

構造色の美しさがひときわ目立ち、目を奪われます。

私が鳥の写真が好きな理由の一つに、

実物の鳥を自然界では、

ゆっくり見ていることは難しいので、

写真で見て初めて知る、

鳥の美しさ、

形の面白さ、特徴、カラーリングなどをよく見ることが出来るからです。

写真で撮影さへできれば、

じっくり見られます。

考えてみたら、

もっとよく見たいというのが原動力になって、

写真撮影をしているのかも知れません。

その鳥が生息している環境がわかる写真、

風景の中の鳥の写真も見たいですが、

鳥そのものの写真をたくさん見たいという欲求があります。

パプアニューギニアの鳥の写真のボリュームが一番大きかったので、

贅沢を言ってはいけないとは思いますが、

出来れば、

もっとたくさんたくさんあるだろう、

嶋田さんのフウチョウの写真を見たかったと正直なところ思いました。

また、パプアニューギニアの森で撮影されたランの写真は興味深く見ました。

鳥はビデオの方が面白い⁈

鳥は動くものなので、

今回、ビデオを会場で複数上映していましたが、

私は写真よりも映像に心を動かされました。

写真だと当然ですが、

瞬間の切り取りなので、動きませんが

映像だと、動きがあり、

生態がわかり、ワクワクしてきました。

どちらもいい面があると思うのですが、

両方、今回見せていただいて、

改めて、

映像はすごいなぁと、

映像の世界になるだろうと感じました。

会期は23日(月)まで

もうすぐ終わってしまうので、

鳥好きな方、

パプアニューギニアに行きたいと思っている方、

極楽鳥を見たい方、撮影したい方は、

ぜひおすすめです。

極楽鳥・フウチョウを撮影・観察するには?

最近はパプアニューギニア(国)の治安が以前よりもいっそう悪くなり、

行きにくくなってしまったので、

パプアニューギニア島の西、

インドネシア側の西パプアへ

極楽鳥の旅は世界的にシフトしていますが、

私もまだ行ったことはありません。

極楽鳥を見たい方はたくさんいらっしゃるので、

少し現地が落ち着いたころに

行かれるようになればいいなと考えています。

お得情報

9月16日(月)敬老の日は、65歳以上の方は、観覧料500円が無料。

通常は、大人700円、学生600円、中高生と65歳以上500円です。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

アバター画像

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

Facebook Page

「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせと、世界の旅で撮影した写真があなたに届きます。