野の花づくし 季節の植物図鑑 [秋・冬編+琉球 奄美 小笠原編] 写真・文=木原浩さん 平凡社 2019年8月23日に刊行

今年2月末に、

出版された『野の花づくし 季節の植物図鑑 [春・夏編]』の続編、

野の花づくし[秋・冬編+琉球・奄美 小笠原編]が先月刊行されました。

今回、木原さんから送っていただき、

その続編が出たことを知りました。

春夏編は案内を送っていただき、

それを読んだら、出版が待ち遠しく、

久しくそんなに待ち遠しい本はなくワクワクしていました。

そのことを描いたブログはこちらですが、

春になり、旅に忙しくなって、

読んだ後の感想は書いていませんでした。

今回は、本の紹介と共に、

見て読んで考えたこと、感じたこと、気づいたことを書きたいとい思います。

帯から素敵

“日本の植物を再発見する本・第二弾!

よく撮れた写真には、シャッターを押した瞬間の天候や空気感も写り込む。

40年にわたって撮りためてきた写真の中から、

撮影した時の光や温度、湿度をより身近に感じ、

楽しめる植物写真を選りすぐってみた。”

と帯にあるのですが、

この言葉に自分はもうしびれます。

天候や空気感も写し込んだ写真を撮りたいと思っていても、

自分では、そういう写真は、そうめったに撮れません。

写真集を見ていると、

写真の先の景色が見えるような気がするんです。

もっと、周りも見えてくるといえば伝わるでしょうか。

そういう場所によく行ってたからというのもあるかもしれませんが。

でも、それは、

やっぱり、写真に空気感が写り込んでるから、

見えない部分を想像できる写真になるのかなぁと。

いいなぁ、きれいだなぁと、眺めてしまいます。

秋冬の日本の植物

秋から冬にかけて、

日本の植物は、

春に比べたらずっと寂しい感じ、地味になります。

でも、実は、そんな季節の植物観察もよかったなぁと、

国内の植物観察から離れてから気づきました。

渦中の時は、

花の咲いている種類がすくないとか、

集客がいまひとつとか、

気になることが他にいろいろあり、

また、

秋から冬にかけてはフィールドに出る機会が少なくなるので、

経験値も少なく、

気づけなかった気がします。

植物にまったく関心のなかった時代が長かったので、

華やかで、わかりやすい季節、

春から夏にかけての花々に先に心動かされました。

でも、段々変わりました。

海外によく出るようになって、

日本の四季のような変化が無い自然に接していて、

秋冬の雰囲気、空気感こそ

日本の自然の特徴、

すばらしさではないか、と感じました。

春夏秋冬と

4パタン、

違う、

全く異なる雰囲気の中、

その時期の植物に出会えることがどんなに幸せかと。

写真集を見ていたら、

そんなこと頭に浮かびました。

気になった写真

国内の植物を仕事で旅してみるようになった初めの頃、

紅葉の何がいいのかわからない、と本気で思っていた時もありましたが、

光があたり、キラキラと輝く八甲田山の紅葉を見てから変わりました。

葉の色の変化が、心に響くようになりました。

緑、赤、茶色の微妙な違いが美しく感じるようになりました。

写真集の中の

雪と共に撮影された植物(112、128~134、145ページ)

シャーベット状に凍った池塘(ちとう)のヒツジグサの写真(71~73ページ)、

霧氷のついた樹木(124~125ページ)、

は、その造形の美しさに見入ったり、

ここを切りとり見せるのか、

こうやって撮るのか、

などなど、

思いつつ眺めました。

仕事で煮詰まった時、

心穏やかになりたい時、

静かにめくっています。

撮影ワンポイント記載

文章の最後に「撮影ワンポイント」

が書かれているページもあります。

以前、ツアーに同行した際に、

直接伺ったことが書いてあるのをみつけ、

そういえば言われてたなぁと、

思い出したり、

そうなんだぁ~、

そうだよね~、

とうなずきながら読みました。

そして「撮影ワンポイント」でなくても、

文章中にたくさん、撮影のためのエッセンスがあふれています。

植物写真を撮る方なら、

ぜひ読まれるといいと思います。

かっこいい植物写真

木の実、

群落の写真、

風景と共に写す植物写真

は、

自分で撮るとどうも、

パンチのない写真になりがち。

比べることが間違いだけど、

木原さんの写真はどれもカッコいい。

この植物をこんな風に撮るんだ、

すごいなぁと思う。

やんばるの森(180ページ)、

クサトベラ(181ページ)は、

何度も悩んだことのある場所や植物なので、

あぁ~とため息がでた。

琉球・奄美 小笠原編

日本の亜熱帯エリアの植物の写真がとっても素敵です。

自分がそのエリアが好きなのもありますが、

見るのが難しい花の写真が見られることもうれしいし、

自分も見たことのある風景や植物が、

美しく撮られ、

本の中に並んでいるのは、いいなぁと。

最近、すっかりご無沙汰なので、

西表島に急に行きたくなりました。

そして、

『世界植物記』の2巻目、

アジア・オセアニア編をひらき、

日本 西表島の頁を見にいってしまいました。

この本も実は、超おすすめです。

ブログ書けていませんが、

ご紹介したい本です。

植物に親しみたい方に最適な本

日本の植物に本で触れるのに、

最適な本だと思います。

フィールドに出て、

植物を見ることがあまりない方なら、

春夏編と2冊めくって、

自分の好きな花、

自然の中で見てみたいと思う花を見つけるのも楽しいと思います。

そして、その花を実際に探しに行くとか。

写真を撮りに行くとか。

また、

すでにフィールド経験豊富な方なら

写真をめくりながら、

思い出にひたるとか。

いろんな楽しみ方のある本だと思います。

ぜひ手に取って見てください。

図書館で探すという方は、

ぜひ、

あわせて、世界植物記の2冊もみてくださいね。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

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