先日、石ふしぎ博物館、益富(ますとみ)地学会館を訪れて、
その時、勉強したいなら検定を受けるといいと進められました。
検定は、講義90分、テスト45分です。
「みんな、講義が受けたいから、受けるのよ!」
「試験は、聞いていればわかるから!」
とも言われたので、少し安心しつつ、
でも、場違いかも?とやや躊躇。
数日悩んで、後日ファックス。
で、今日行ってきました。
どこで受けたの?
12月14日~17日まで、日本最大級の鉱物・化石・隕石・宝石・天然石オリジナルアクセサリー大展示即売会の「東京ミネラルショー」
が池袋サンシャインシティ文化会館で開催されていまして、
その上の会議室。
講義
会場には、
6人に一セットの鉱物見本が置かれています。
8級は、一番はじめの級です。
8級で覚えるべき鉱物リスト23種の解説が、
事前に受験票と共に送られてきましたが、
そのリアルな鉱物が目の前にあります。
講義は、話を聞きながら、ルーペで鉱物を見ながら、触りながらすすみます。
幸運なことに、3人で標本を見ればよかったので、
たくさん触ることが出来ました。
初めて会った人でしたが、3人で話が弾みました。
それに、講義の最中に、うろうろしてくれる上級の講師のが方々がとても親切。
すぐに聞ける体制なのもとってもいい。
その方たちの話がとても面白かった。
今日一番、ヒットした話は、
「岩(花崗岩)の中に、
酸素や二酸化炭素が追いやられて、たまって隙間ができる。
すきまが出来ると、鉱物が自由に育って美しいのができる。
その隙間を、晶洞(しょうどう)、ガマと言うんだよ。」
と教わりました。
鉱物の美しい結晶ができるには、
空間、スペースが必用なんだ!
バッファーが大事なのと一緒ねと納得。
ちなみに、
水晶や紫水晶(アメジスト)、瑪瑙(めのう)などの構成鉱物が石英です。
講義中にメモしたのは下記。
ルーペは目に付け、石を動かす、
比重で鉱物を感じる、
スパっと割れた面のことを劈開(へきかい)という。
石を触って、感触をみる。
「ぬめっとするでしょう。」と石墨を説明。
どんな人が参加、費用は?
参加メンバーは、小学生から60代ぐらいまで、幅広く、
男女比は、半々くらい。
おたくな雰囲気を想像していましたが、
わりに普通で、
雰囲気も明るいです。
興味があったので来てみました!という感じの方が多い気がしました。
費用は3,000円で、現払い。
来年から値上がりするようです。
東京ミネラルショー
鉱物鑑定検定の講義中に、
きれいな鉱物がたくさん来てるから、ミネラルショーでたくさん見て言ってねと言われ、
人混みに行きたくないので、躊躇しましたが行ってきました。
凄い人です。
世の中にこんなにこの関連分野に興味がある人がいるのかと思ったのですが、
鉱物、化石、隕石、宝石、天然石アクセサリーほか、いろいろ雑多に展示即売されていました。
お店がたくさんあります。
海外のブースも多数。
そして、博物館で見るような、
恐竜の化石も売ってたし、
タンザニアで見かける、
タンザナイトも原石が売られていました。
宝石が好きな人が多いのはわかりますが、
この世界、すごいんだぁと、入る前から思いましたが、
入ってみたら熱気がすごくて、さらにびっくり。
そして、鉱物が博物館でしか見たことないような
結晶の大きなものが売られていて、何だか不思議な気分。
まったく欲しい気にならないので、
不思議な国に迷い込んだ感じ。
水晶ジオ―ドクラッキング
唯一魅かれたのが、
水晶が中に入っている岩を自分で選んで買って、
その場で割る。
というイベント。
人気イベントらしく1時間くらい前から来ないと無理と言われ、
割っている人達を見ることにしました。
岩は1,500円~5,000円
大きさによって値段が違います。
特殊な機械で、
割るのに力がいります。
腰入れて、巻き割りと一緒と説明していました。
その割る作業の担当者が、
ミネラルショーの主催社のスタッフさんだと、
長く見ていてわかりましたが、
かなり面白い。
割る前に、
「どういう方向で割りますか?」
からはじまって、
お任せという人だと、
石の見方を教えてる。
「石をよーくみてると、ここにせんが見えてきませんか~。」
はっきり全部は聞こえないけど、
かなり面白そう。
割れた後も、
鉱物の説明を延々としている。
ここから、水が入ったとか、
ここに○○(鉱物名)がありますね!
これは、もろいから気を付けて!
とか、
相当くわしそう。
この人と飲んだら楽しそう!
石の事話してたら、ずーっと話してそうだよなぁと。
列に並んでいる人は、かなり長い時間待ちぼうけなのですが。
来年、7級の試験を受けに来られたら、
このイベントも参加したいと思いました。
ちなみに、今年は、
一日3回、11時、13時、15時に今日まで開催されたイベントでした。
鉱物検定について
東京、名古屋、大阪、京都でミネラルショーがある時に開催されています。
詳しくは、益富地学会館のサイトでご確認ください。