鉱物鑑定検定8級の講座で、
下記の23種の鉱物を教わった。
初めて聞くものも多く、
化学組成による分類がされていて、
7つのグループに分かれている。
この基本鉱物名を覚えるのがはじめの一歩。
というわけで、ブログを書く。
書いて覚える。
自然金、石墨(せきぼく)、自然硫黄、
閃亜鉛鉱(せんあえんこう)、黄銅鉱(おうどうこう)、方鉛鉱(ほうえんこう)、辰砂(しんしゃ)、黄鉄鉱(おうてっこう)、
磁鉄鉱(じてっこう)、石英(せきえい)、オパル、
蛍石(ほたるいし)、
方解石(ほうかいせき)、藍銅鉱(らんどうこう)、孔雀石(くじゃくいし)、
石膏(せっこう)、
カンラン石、ザグロ石、トパズ、輝石(きせき)、角閃石(かくせんせき)、雲母(うんも)、長石(ちょうせき)、
20年前に半泣きしながら、
英語の鳥の名前を初めて覚えた時を思い出す。
何でも最初がつらい。
鉱物を何故覚えるのかと言えば、
岩をつくっているのが、鉱物だから。
これらが混じっている。
鉱物鑑定検定8級を受けた際に、
きれいな、花崗岩(かこうがん)をひとつお土産にもらいましたが、
もらった花崗岩をつくっている鉱物を、
造岩鉱物といい
ピンクが正長石、
グレーが石英、
黒が雲母か角閃石、
白が斜長石
と教えてもらいました。
まだ、8級ではやらないけどね~と言われながら説明され、メモする。
講義は、正面で行われているが、
講義中は、
周囲をぐるぐると上級鑑定師の先生が多数歩かれていて、
何でも質問できる。
こんなチャンスは今までにない。
少し聞くと、
聞いた以上のお話をたくさんしてくれる。
そのおまけの話が興味深い。
というか、ジグソーパズルがハマる感じがする。
鉱物・岩石の書籍は読んでいたけど、
読み進められない。
楽しくないし、
言葉が難しいので。
しかし、やっとここにきて、
岩石と鉱物の関係がすっと入った。
物わかりのいい方でないので、何でも時間がかかる。
そして、
検定後に読みかえして、
タイトルに書いた、
岩石3種と地球の歴史の関わりが、
すっきりと頭に入った。
主要3岩石について、こんどこそ定着できそう。
1番目は、火成岩
地球の誕生時は、ドロドロの溶岩で覆われていて、
それが次第に冷えて、雨が降り、
雨がたまり海が出来た。
このとき陸地も海底も溶岩が固まってできた。
それが、火成岩へ。
地球の初めの頃は、火成岩しかなかった。
だから大陸の大部分を構成する岩石ということ。
お土産の花崗岩は火成岩。
2番目は、堆積岩(たいせきがん)
長い年月がすぎ、雨が川となり、海となり、
大地が削られて、
海の底に砂や岩がたまり積み重なって、
再びそれが固まって堆積岩になる。
水の流れで出来た岩石。
最後に変性岩
マントルの動きにつられ、プレート(岩板)が動き、
プレート同士の押し合いで地下に高い圧力や温度が生じると
変成岩になる。
もともとそこにあった火成岩や堆積岩の性質や成分が変化して生まれるのが変性岩。
岩石が変身したもの。
火成岩が冷え固まった時の速度によって、火山岩と深成岩に分かれる
火成岩は、さらに火山岩と深成岩に分けられる。
急激に固まった→火成岩
地下でゆっくり固まった→深成岩
火成岩には、安山岩や玄武岩があり、
深成岩には、花崗岩やカンラン岩がある。
ここにきて、ようやく花崗岩が出てくる。
この順番に覚える必要がある単語を整理して頭に入れていくのが難しい。
これらを理解した前提で、
英語で地質の話をされても、
理解できなかったはずだと、今さらながらよくわかる。
花崗岩がGranite,
玄武岩がBasalt,
とそれだけ覚えていても、
ほとんど役に立たない。
今回の講習を受けて、本がまた読み続けられそうだ。
去年、博物館学実習を受けた時もそう感じたけど、
また、すこし進めそうです。
学びたい人、一緒に学びませんか。