六本木ヒルズに期間限定で営業している、フィンランドキッチンタロに、友人と行ってきました。友人がすでに、ブログをアップしているので、お店の様子や食事については、こちらをみてください。
レストランでフィンランド料理を久しぶりに食べて、思い出したこと、感じたことを書きます。食べ物と記憶は改めてつながっていると感じました。
「森と湖の国フィンランド」とこの国は、日本でよく表現されています。確かに一度行くと、そのキャッチコピーの通りだとわかります。
でも、広大な国土に、首都のヘルシンキ以外は人は多く住んでおらず(環境が厳しいからと現地で説明もありました)、自分が訪れたフクロウを観察に行ったエリアでは人の気配が少なく、寂しい感じがしました。空気が冷たいせいかもしれません。5月の中旬ごろでも、晴天だと、ダウンを着ていても日陰だと自分には寒くて、フィンランド人のガイドはもう夏だ!と言ってましたが、体感的には日本の冬の晴れた日のイメージです。でも、湖に泳ぎに行った帰り道のずぶ濡れの海パン一枚のおじいさんが道路を歩いているのを目撃したこともあり、フィンランド人にとってはもう夏なのねと、納得はしました。けなしていると思われると嫌なので、先にお伝えすると、私は、フィンランドが大好きです。この国が最初の添乗の地だったので、とても思い出深いのと、動植物が好きな私には動植物柄が多いマリメッコの布は一度見たら、忘れられなくなりました。その頃は、池袋西武にイルムスという、北欧のインテリアグッズを扱うお店があり、大好きでした。
そんな好きな、フィンランドですが、何故か、いつもさみしい感じがしていました。
今回このお店でお仕事してる方が日本の方でしたが、フィンランド人ぽい雰囲気の方ばかりで、そういう点から選ばれたのかしら?と思い始めたら、気になってしまいました。フィンランド風のユニフォームもお似合いでした。お店の内装、素敵でした。たぶん、日本人のイメージするフィンランドが作られているんだろうなぁと思いました。
私が行ったフィンランドはオウルという、ヘルシンキからだいぶ北の町に3回と、さらにその先イバロという町からラップランドへ行った時だけですので、首都の華やかな場所を見ずしていうのは、なんですが、もっと質実剛健な感じが、現地では感じました。夏は夜も真っ暗にならない(正確には白夜とは言わないのですが、わかりやすく言うとそれです)のですが、冬は逆にずっと暗い。というわけで、シンプルだけど、明るい色の色使いになるんだろうなぁというのが、なんとなくわかりました。天気が悪くて日が差さないととたんに全体が暗いトーンに包まれるので、冬は相当暗いだろうと想像が付きました。キャンドルもよく使われていて、素敵でしたが、おしゃれで使っているというよりは、暗いからなんだろうなぁと。今回もテーブルにキャンドルがあって、そんなことも思い出しました。いろんな国を訪れ感じたことは、とてもいい経験です。食べたら思い出すのかもと、今回気づきました。
いつか、ヘルシンキに雑貨店や布、インテリアめぐりをし、フクロウに再会しにいきたいなぁと思っています。
※写真は、フィンランドのオウルの町で撮影した鳥やトナカイと六本木ヒルズのフィンランドキッチンタロでの撮影です。