【日記記事】娘、高校卒業 チューリップを買う

一人娘が高校を卒業しました。卒業式に「卒業おめでとう」はかつて自分も言われてきましたが、今回ほどそれを身に染みて受け取ったことはなく、言葉って受け取る状況が違うとこうも響き具合が違うのねということを思い知りました。

ちょうど一年前から体調を崩し、それまでよく食べよく寝てよく運動する元気印の娘が、どれもできなくなり登校ができなくなり、卒業は文字通りぎりぎりだったからです。生きてるだけでOKという状況でしたが、卒業はしたいという娘、その気持ちもわかるけど、どうにもならないジレンマ。出欠席はアプリで管理され、授業時間数の不足が目に見えてわかるから、相当無理して登校しては、また具合が悪くなるを繰り返す時も。文字通りいろんなことがありましたが、見守るしかないなと、腹を何度もくくり直しました。

でも、コロナのお陰で、出席してもしなくてもカウントされる出席日数などもあり、多分そのおかげで卒業できたと思っています。もちろん、たくさんの先生にお世話になりました。定期テストも満足に受けられなかったので、課題を出してくださった後に、追試験を受けさせてくださった先生には本当に感謝しています。たくさんの先生方に、多大なご心配やご心労とご面倒をおかけしたと思いますが、最後まで見放さずにみていただきました、心から感謝しています。

同級生が受験を頑張っているなか自分は何もできない苦しさ、みんなの合格がどんどん決まって進路が決まるなか自分は何も進まないと焦る気持ち、受験が終わってみんなが遊びにバイトに教習所に行くなどの楽しげな話がうらやましい気持ち、9月受験にむけて勉強をスタートするものの思うように進まなくて焦る気持ち、はたで見ていて、そうだよねそうだよねとそれらを聞いていましたが、気持ちがざわざわしつつもどれも受け止めていた娘に、これからもまだまだ同じようなことはたくさん感じるかもしれないけど、とりあえず、ひとつ終わったね、おめでとう、よかったね、一歩一歩すすもうよと伝えたい。

そんなこんな、この一年を振り返りながら卒業証書授与式に列席していました。

その静かにとどこおりない卒業式の後に「卒業生を送る会」がさらっと同じ場所で開催されたのですが、お世話になった先生、主担任と副担任、そして最後には校長先生まで語り出し、熱い気持ちと共にステキなメッセージをいただき、本音で話してくれる先生たちに見守られる6年間だったのだとしみじみ感じて涙が出ました。

先生方も皆さん最終的に(最初からの人もいましたが)涙していて、どれだけ真剣に向き合ってくださっとのかと思うと感謝しかありませんし、そんな学校を6年前に「偏差値は低いかもしれないけど、この学校のがいいよ!」と押し切ってすすめた私の野生の勘というか、校長先生の本音のスピーチに惹かれたのは間違いなかったと思ったのでした。

先生方、いいこといっぱい言っていたのでメモを残します。

・好奇心を学びの糧にする、学びが深まるから。
・あなたが主人公、自分の学びたいことを学んでください。日本人は大学の名前を気にしすぎます。授業よりも大切なことがあるならそれを自分で選択して。
・投票しよう! 一緒にいい社会を作るために絶対に投票しよう。
・いい変態になろう! なにかを究めた変態に! がむしゃらな生活を送ってみよう。
・もっと勉強してください、助けを求めている人はたくさんいます。誰かに尽くせるよう、役立つように。
・自分と合わない、嫌いと思った人や居心地の悪い環境から、大きな影響や学びを得ることもあるよ。決めつけないで、時には飛び込んでね。
・生きざま、経験が凄みになる。いろんなことをしてみよう。

私は、ずっと学校が苦手で嫌いだったのですが、いろんなタイプのいろんな考え方の人がいて交わりができるところだったんだ、自分次第で楽しいところだったのかもしれないと初めて思いました。

さいごに、タイトルに書いたチューリップの話を。チューリップを買ったのは、超久しぶりで、姉が一浪して大学に合格したことを公衆電話で確認して、銀座のプランタンで奮発してプレゼントして以来なので、実に35年ぶり。今日選んだのは、最近、娘と花をみていて「チューリップ可愛い。」と言ってたのを思い出したからなのですが、色と種類と本数を選ぶのにかなり悩んでいるうちに、娘にあげようと思ったけど、自分に買ってるのかもなぁと感じ、私はグリーンのが好きなので、葉や枝ものを買うことは時々あるのですが、花を買うことは少なくて、色ものの方が持って帰る時に気分があがるなぁと、花を贈るって自分が楽しい気分になるのねと気づいたのでした。

以上、最終的に娘の了解を得て投稿しました。

この記事を書いた人

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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