【日記記事】火事に直面 その時どうする?

あと10日ほどで、29日間の南極の旅の出発を前にして、落ち着かない気分で過ごしています。

海外に出るのも2年半ぶり以上ですし、それ以上に、場所が遠いのと初めての長期クルーズ、かつ長期間の旅ということで、初めてづくしの旅だったりします。

でも、今までの経験があったからこその今回の長旅、南極の旅で良かったとは思っています。

私の中で、陸と海が初めて繋がったと言っても過言でない感じで、生態系に関してのことですが、長くなるので、説明しませんが。

物わかりがいい方でないので、ここに来るまで時間がかかったと正直思います。

タイトルの通り、先週末、消防車のサイレンの音がやけにうるさいな、たくさん来てるなぁと思って外を見たら、

自室の窓から、モクモクと煙がすごい勢いで上がっているのが見えて、炎こそ見えないものの、すぐそこで火事だと気づき、焦りました。

結果的に、延焼もなく済んだのですが、2時間近く煙がおさまってはまた上がりを繰り返し、そのうち、風向きで自宅内がどこも煙臭くて、

息苦しくなり、避難した方がいいと考え、ヒョウモントカゲモドキと娘と共に外出しました。

それまでの間、何をしていたかというと、

出かけていた夫に電話をして、貴重品を聞いてまずそれをスーツケースに入れ、

その後、自分の貴重品とレン(トカゲ)の荷物一式を手提げバッグにしまい、

南極へ行くための荷物をすべて出していたのですが、一気にパッキングし、

作業をしながら、外を時折見つつ、煙がいつまで経ってもなくならないので、これは、結構やばいなぁ、でもここまで火が来ることはまさかないとは思うけど、

こういう時って何をするのがいいのか? すぐに逃げださなくてもいいぐらいな状況だけど、

風向き具合等によっては避難命令とか出たら、持ち出したいものがすぐ取れる家にいた方がいいしと思いながらの上述の行動だったわけですが、

結果的に、煙で気分が悪くなってきたので、まとめた荷物は残して、とりあえず、生身の自分たちとトカゲだけで避難しました。

消防の方が作業されていて、緊迫感もさほどなく、視線を送ったらお話しできそうな感じなので伺ったら、もう鎮火はしたと教えていただきました。

それで、ちょっとホットして、さらに進んだところで、暇そうにおしゃべりしている関係者に、

「部屋がけむすぎて出てきたのですが、しばらくは煙は残りますかね?」

と聞いたら「数時間は周辺は、臭いですよ。風にもよりますが、いまホジホジして、完全に消しているところだから、まだまだしばらくかかりますしね。」と。

沈下してるのを聞いて落ち着いたものの、風も吹いていないので、しばらく家には戻らない方がいいことがわかり、

もう一度家に戻って、外で長居する準備をして再度出かけることにしました。

そんなことが週末にあって、1日すっかり飛んでしまったのですが、

こういう時って、何を持ち出したらいいんだろう? と作業しながらも考えていましたが、終わった後も改めて考えていました。

3.11の震災の時に、通帳や保険などは、震災だからといって無くなった場合も便宜を図ってすぐに再発行はしてくれないので、

契約書等は必ず持って出たほうがいいと聞いていたので、それは頭にあったものの、

2011年の頃から時間がだいぶ立ち、自分にとって大事なものはだいぶ変わっていて、

当時、絶対になくしたくないと思って別に取っておいた娘の赤ちゃんからの大好きな写真はどこに行ったか忘れていたし、

自分に取って大事なものって、1年に一回ぐらい見直したほうがいいなと感じました。

19歳の娘にも、大事なものをスーツケースに入れなさいと言ったら、

あっさり終わり「私それほど大事なものがないみたい。」と。その清々しさが羨ましく思ったのでした。

スーツケース二つの荷物にして、どこへでもいつでも行けるようにしたいとか考えていたけど、

実際にそんな準備は全然できていない、ということに気づいた週末でした。

今回、もし避難するなら持ち出したいものとして、スーツケース1つ、ザック1つ、手荷物1つの3つにまとめたのですが、

それは、旅に出る時と同じなので、結局、1人で持ち出せる荷物の量は、旅に出る時と同じぐらいだよなと気づけました。

火事の後、夜まで消防車も人もいたし、翌々日には現場検証をしているようでしたし、

火事が起こるってこういうことなんだと、間近に感じた、先週末でした。

これを厄落としにして、無事に行って帰ってきたいです。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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