南極渡航への旅が間近になって落ち着かなくなってきた。
2年半ぶり以上の海外で、しかも初の長期クルーズだし当然といえば当然だけど。
以前から、出発間近になるとあらゆる心配で、それが杞憂だとわかっているけども、落ち着かなくなって、
出発日の当日、駅前の交差点でいつも大丈夫、と言い聞かせてスイッチを入れることをしてたなぁと思い出す。
そして、今回の21日間のクルーズ、全行程29日間の旅は、私にとって初の長期の旅だし、初南極で、もともとすぐ緊張しがちな自分が緊張するのも当然。
アルゼンチンから船は出発するけども、まずそこに行けるかが心配。
アメリカ、アトランタ経由でデルタ航空を利用してアルゼンチン迄いくのは、さほど心配していない。(とは言っても、すでにスケジュール変更で、帰国日も今月に入ってから変わった。)
アルゼンチンのブエノスアイレス到着後、アルゼンチン航空で、ブエノスアイレスからトレリューに行けるかをまず心配している。
もちろん国内線は予約購入は完了しているが、その予約が本当に正しいのかが、甚だあやしいからだ。
アルゼンチンの国の状態が極めて不安定ですが、それと連動しているのか、飛行機がスケジュール通りなのか不安なのだ。
もう言ってみないとわからないのはわかっているけども、不安要素を潰そうとして、さらに不安要素を拾ってしまうという、状態です。
で、しばらく前に思い出した感覚が、出産に似てると。
一回しか出産経験はないのですが、医療関係者の親族から「五体満足に生まれてくることばかり考えていたら大間違いよ」と言われて、産むこと自体が怖くなり、
予定日1ヶ月前まで、自分の甘さを呪い、怖がっていました。で、1ヶ月前に「あ、あ、もうなんでも受け入れよう。なんでも、大丈夫。」と突然思えたんですよね。
きっかけは、忘れたのですが、そう降ってきた時の歩いていた道の風景は明確に残っています。
肝が据わっただけですが、その気持ちに今の感じとても似てるんですよねと、出産経験のある人生の先輩方に最近話したら笑われましたが、
船酔いが1番心配と、最初は思っていた南極の旅ですが、今はそんなこと全然考えていなくて、行くって決めて進んだら違う世界が見えてきて、今に至るという感じです。
結局、今回は、たまたまコロナ前に申し込んでいたクルーズが2年キャセルになって今年は運行してるから、今月末に出発するというだけで、
後から考えたらほかの旅と同じように、一つの旅なのかもしれません。
海外渡航自体、自分が行ってた場所は元々大変だったし(パリやニューヨークみたいな一般観光地でないという意味で)、
そんなに焦っても仕方ないよ、と自分に言い聞かせつつ、ある程度の思い切りがないと、今後は海外なんかに行けないなぁと、しみじみ感じてる次第です。
1ドル150円になりましたしね。
こんな気持ち、書いたことないので、書いてみました。
そして、思い切り、何にでも大事ですが、海外渡航には必須です。