小泉武栄先生の地生態学講座1回目 地生態学とは何か?

厚岸道立自然公園 琵琶瀬展望台より

連続して授業のような講座を受けるのは、20年以上ぶりです。

うけっぱなしはマズイと3回目を受けて思い、少しだけでも書き残すことにしました。

時間が14時からなのと、先生の語り口がソフトで気持ちよいのと、あんまり興味がもてない難解な話が続くと、毎回寝てしまうのですが(先生、失礼なことをして大変申し訳ありません。寝ない努力はしているのですが、、)毎回、おおっと思うことはあります。

それだけでも、書き残そうと思います。

<講座1回目>

地生態学とは
地形・地質を基盤環境として生物の分布を把握しようとする研究分野。なぜそうなったかを考える。これは、小泉先生の定義で、全く同じことをされている人はいない。

考え方
主題を植生分布や動物分布の原因の解明に置き、地形・地質・地質条件を基盤環境として扱う。プラス自然史。なぜ、そこにその植物・動物があるのか、ないのかを解明する。地質が変われば、地形や表層を覆う岩屑(がんせつ)が変わり、それが土壌や水文環境を変えて、植生や動物群集を変化させる。

一連のつながりで考える
プレートテクトニクスによる地質の形成、
隆起による山地の形成、
火山の形成、
岩石の風化・浸食、
氷河期を経ることによる山地地形や氷河地形の形成、
細かい斜面形や尾根・谷・崖・斜面堆積物等の場の形成、
それらがつくりだす小気候・水文条件、現在の地形形成作用の違い、
場に対応した植物群落の分布や動物群集の分布など。

1回目の講座では、このあと、具体例をバンバン示して興味深い話が続きました。理解する前に次にいってしまう、猛スピード感な授業でしたが、具体例は楽しかったです。ツシマヤマネコの分布と地質の話が特に。

当然と言えばそうですが、初回は初めての単語が多すぎて、頭がパンクというか、落ちこぼれ状態になりました。

でも、上に書いたこと、具体例からどう考察したか、自分が知りたかったひとつの「つながり」を学問として繋げて考えているのは先生しかいない。とわかっただけでも、大きな収穫でした。

いままで訪れた場所を、上述の点で、まずは分解する。そして考察する。という方法がある、とわかったことは、大きなワクワクでした。大きすぎる宿題ですが。

定義はすごく重要で、肝だということがわかりました。そして、安易に答えを求め過ぎていた私。自分でひとつずつ、考えることが必要と気づけました。そして、そのための基礎知識の勉強が必要だとも。娘の中学生の教科書からやり直します。

小泉先生、出来の悪いよく寝てしまう生徒ですが、引き続きよろしくお願いします。

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メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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