マダガスカルの生きもの 2024年11月

2018年、6年ぶりにマダガスカルへ行くことができ、たくさんの出会いがありました。

出会った時の激しいパッションのままブログをアップしたいと思いつつ、次の旅や来年のことに追われ時間が経ってしまいましたが、今回の旅で嬉しかった出会いの生きものの写真を取り急ぎ、アップします。

今回は極力動かず5連泊してそのエリアの観察地を訪れ、様々な生き物を観察・撮影することができました。

鳥をメインに動きましたが、哺乳類、爬虫類、両生類もリクエストしたので、違った環境の場所にも行き、これまでになく様々な生きものとの出会いが可能になりました。

空港がやっと本当に新しくなっていて、かつてあったマダガスカルの入出国のカオスが全くなくなり、かつ滞在中のトラブルも移動をしないせいもあってほとんどなく、以前に比べたら別の国のように感じました。一度行くとかなり疲弊し、復活するのに時間がかかったマダガスカルでしたが、今回は全く違いました。

とういう訳で、まだまだ行けそうと思い直しましたので、固有種が豊富で独特な生きもの、環境、文化をもつマダガスカルへ、まだ生き物たちが元気なうちに参りましょう。

最初に訪れたのは確か2011年ぐらいでしたが、残念なことにマダガスカルにおける自然破壊は変わらず進行中、でも自然保護活動を頑張っている人もいるということがわかった今回でした。

Diademed Sifaka ここでシファカに会ったのは初めてな気もするが、今回は何度も森で出会った。脚が長くて地面に降りると、横跳びして移動するのが有名な原猿(Lemur レムール)の仲間
ブラウンキツネザル タビビトノキの花の蜜をなめに来ていました。子供が太ももの間にはさまって抱っこされています。もう少し大きくなると背中に乗るそう
子供の顔が、可愛いすぎ。尾を母の体に巻きつけて落ちないようにしています
ジブッポソウ Short-legged Ground-roller ブッポウソウという名はついているけど日本のブッポウソウとは全く関係はなく、マダガスカルの固有種。ジブッポウソウの仲間は5種いて、今回のエリアにいる4種すべてを今回観察した。どの種も独特で美しい。名前の通り地面にいることが他の4種は多いのだが、この種だけは高いところが好き。
ウロコジブッポソウ Scaly Ground-roller 地面をぴょんぴょん飛んで歩くようで、落ち着いて観察できないと思っていたが、何度も出てきて巣穴があることに気づく。ウロコ模様は好き嫌いはわかれるかもしれないがとても美しかった。餌にとってきたトカゲの種も気になったがよく見えず、写らず断念
Grey Bamboo Lemur ハイイロジェントルキツネザル(和名は以前図鑑に書き入れたもので今回調べ直していないので不確か)竹を食べるのに夢中で、全く動かず様子を見せてくれました。表情が豊かで、やんちゃそうな感じがしました
マダガスカルトキ Madagascar Crested Ibis 全身クリアに見たのは今回が初めてで、美しかった。世界で一番美しいトキかもと思った。日本のトキもピンクの美しい時期にやっぱり会いに行きたいなぁ
Central Bright-eyed Frog  この透明な感じのカエルに出会ってみたいと思っていたけど、出会えてテンション爆上がりしたカエル。美しかったし、とても可愛かった。しかも複数回であえて超嬉しかった
アオジカッコウ Blue Coua マダガスカルの日差しはとても強いが、オープンなところで日向ぼっこしていたのをみつけて観察していたら、しばらくしてこちらに気づいた時の顔。ブルーが美しくて、光によって色はまるで違うように見えると改めて感じた
Madagascar tree Boa の一種 13時過ぎ、公園の売店に寄り道したら、現地の女性が大きな声をあげて、何かと思ったら出てきていた大きなヘビ。今回の旅で初めてのヘビ。最後の最後にラッキーでした。マダガスカルに広範囲に分布。マダガスカルに毒蛇はいないので、捕獲してよく観察してみたい気もしたが帰る前に大勢の前でやるのはまずいと思い、動画を撮るだけにした。毒はなくても口の中は汚いので噛まれると問題は起こる
キリンクビナガオトシブミ Giraffe-necked Weevil 今回、オス、メス同日に見れたので、首の長さの違いがよくわかる。メスが卵をうみ、葉っぱをくるくる巻いたものを作る。日本にもオトシブミの仲間はいるが、こんな首の長いもの、そして、こんな鮮やかなものはいない

 

マダガスカルトラフズク Madagascar Long-eared Owl 前日はこの場所に留守だったが、翌日にはいてくれて出会えました。連日バーダーが来ているのでしょう
アカオオオハシモズ Red-tailed Vanga 雌なので地味な鳥に見えるが、Vanga オオハシモズの仲間。段々、距離を縮めて、近寄って来てくれよくその姿を観察させてくれた可愛い子。「愛想のいい子」とコメントしているメンバーがいて、そうとも言うねと思った思い出の子。よく見ると嘴の先はカギハシになっている
Mossy Leaf-tailed Gecko 枝にピッタリくっついていると擬態していて近くにいても気づけないヤモリ。全長20センチ以上はあった立派な個体。今回、再会を待ち望んでいた種の一つ
パーソンカメレオン 脱皮したての美しい色をしていました
マダガスカルサンコウチョウ 羽のカラーバリエーションがとても多いのがマダガスカルサンコウチョウの特徴の一つだし、個体数もとても多い。最後の最後に白い尾の長い子が出て来てくれました。今回、繁殖個体も多数みかけました
クロコサギ アンタナナリボの公園で観察。羽を広げて日陰にして魚などを捕まえる。ここで見たのは初めてですが、何度見ても面白い。しばらく待っててたけど、翼を広げてくれないので諦め先に進み出したら急にやり始め、しばらく続ける

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

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ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

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