2018年1月30日、サーバルキャットにセレンゲティ国立公園で出会いました。
車道を向こう側から歩いてきました。
道路を野生動物も移動時に使う事は知っていますが、
ライオンを除いたネコ科の動物が、実際にかなりの距離を歩いてやってくるのを見るのは初めてです。
思わず声を上げそうになりましたが、ドライバーに先に、シー!!っと言われ、冷静に。
10メートル以上歩き、茂みの中を眺め、そして中に飛んで入っていきました。
すごい跳躍力と思いました。
サーバルキャットが真剣に狩りをしていました。
というわけで、こちらが見ていることは全く気にしておらず。
そして、その光景を見ているのも、私たちのグループのサファリカー2台のメンバーだけで、静かでした。
しばらくしてネズミをくわえているのが草原の中に見えました。
この時期は草丈が長いので、少し草丈が短い場所にサーバルキャットが出てくれないと、全く見えません。
草の動きで探そうと思いましたが、風で草が揺れるので全く分かりませんでした。
時々、耳や背中が見えれば追えるのですが、意外に移動は早くて、もうそんなところに行ったのか!という感じで、一度見失うと追えなくなります。
そうすると、次にどこに出てくるのかが予想できません。
海の中のクジラと同じと気づきました。
出来ることといったら、サファリカーの中で出来るだけ高いところに位置し、
探し続けることくらいです。
私は、いつも助手席に座っています。
サファリカーの構造上、運転席と助手席は少し低くなっています。
でも、屋根は開けられます。
イスを踏み台にして、その屋根の上に体を出してしまいます。
そうすれば、誰よりも高い位置に出る事ができます。
滅多なことではやりませんが。
今回は、そうしたら、見つけられました。
そうやって見ることのできた、サーバルキャットです。
今までに、アルーシャ国立公園、ンゴロンゴロ自然保護区では観察したことはありますが、
こんな風によく動き、活動的な様子を見たのは初めてでした。
感動しました。
出てきてくれて、ありがとう。