マダガスカルの固有の鳥で、地面を歩いて餌を探す鳥。
保護区の人の歩く道に出てきて、
少し先を歩いてくれ、
鳥を見る人間にとっては、ありがたい鳥。
目の周りの皮膚が裸出している部分が
鮮やかなブルー系の鳥。
10種、ジカッコウの仲間はいますが、
みんな、目の周りが派手です。
カッコウと名前にありますが、
これも、カッコウとは全く関係のない仲間の鳥。
マダガスカルの鳥の和名は、
日本にいる鳥に似せて付けたような名前、
紛らわしい名前が多い。
~ジカッコウ(例えば、オニジカッコウ、ハシリジカッコウ、アオジカッコウなど)、と「カッコウ」はついているけど、
日本のカッコウとは全く別の仲間の鳥。
これと同様に、
「ブッポウソウ」と「~ジブッポウソウ」(例えば、オナガジブッポウソウ、ウロコジブッポウソウ、ルリガシラハシリブッポウソウなど)は違う仲間だし、
「ヤイロチョウ」と「~ヤイロチョウ」(例えば、ビロードマミヤイロチョウ、キイロマミヤイロチョウ)、
「モズ」と「~オオハシモズまたはモズ」(例えば、ハシナガオオハシモズ、ルリイロマダガスカルモズ、ヘルメットモズなど)も全く違う仲間。
和名は、ある一定のルールのもと、付けられているようですが、
マダガスカルにしかいない鳥であれば、
その英名をカタカナ読みで使ってもよさそうなのに、とつい勝手なことを思ってしまう。(バンガとかね。)
鳥の名前は、
現地鳥ガイドと英語でやり取りする際は、
英名になるので、
英名で覚えた方が、何が出ているのか、瞬時にわかる。
英名の方が、短くて、わかりやすい名前もいっぱいありますが、
それでも、全部英名で理解するのは大変なのもよくわかる。
和名があることに感謝していますが、
昨今の分類の変更による名前の変更や、
新たな和名がなかなかつかないことなどで、
時々、リストのことで、揉めます。
マダガスカルの鳥の和名とそのことは、また関係性のない問題ですが、
この鳥の名前、
英名と和名の関係性の問題、
日本人で、和名を使う限り、
この先もクリアになることはないと、
今年、腹落ちしたので、
もう深く悩まないようにしようと考えています。
鳥の専門家にも直接お尋ねし、
個人的にかなりスッキリしました。
なんだか、ぼやきみたいになりましたが、
鳥の分類学者の様には、
分類や名前の変更は追えないし、
それに情熱を傾けられないですというお話でした。
マダガスカルの鳥から、すっかり話がそれて、
いったんは消そうと思いましたが、
初めてこの問題について少し書けたので、
書き残すことにします。