2019年3月20日のはなし。
パン屋でパンを買っていたら、背後でにわかに激しい口論勃発。
怖くて振り向けなかったが、全ての顛末を聞く。
歩いていてよろけそうになったAさんが、通りすがりの知らない人Bさんにすがろうとした。
Bさんはびっくりして、反射的に手を払った。
手を払われたAさんが瞬時に激昂。
「私が怖いって言って、捕まろうとしたのに、何で手を払うのよ?」と罵るように言った。
「払うに決まってるじゃない、びっくりしたんだから。」とBさんも即、いい返した。
「足悪いのにひどいわ!」とAさん、
「そんなのわからないわよ、それなら杖もって歩きなさいよ!」とBさん、
Bさん負けずにテンポよく言い返したので、
Aさんはひるんだのか、そのまま立ち去った。
時間にしたらほんの短い間だけど、
周辺の人々に緊迫感が漂った。
パン屋の若い女性のひきつった顔を私は見ていた。
見知らぬ人からキツイ言葉をなげられたのに、
間髪入れず言い返してるからBさん強いと思った。
Aさんは顔をチラッと、
Bさんの顔は見てないけど、
声や、背後から感じた雰囲気で同じぐらいの年代と推測。
言葉の応酬にビックリ。
Aさんが怒るのもわかるけど、
そんな言い方はないと思った。
Bさんもとっさのことで、
手をはらってしまったのなら仕方ない。
Aさんが罵る口調で責め立てたから、
言い返す口調がきつくなったんだろう。
「払うに決まってるじゃない、怖いもの。」
とその後、パン屋に来たAさんが、
つぶやいていたから、
本当に怖かったんだと思う。
Bさん、
売り言葉に買い言葉だったに違いない。
人に怖い口調で言ったら、
同じ波長のものが返ってくる。
そんなことをもろに感じた。
家族にはときどきやってしまうけど、
やめよう、気をつけようと思った。
それにしても、
2人のテンポいいやりとりに驚いた。
変な言い方だけども、
2人とも同じくらい言い合える実力があってよかった。
どちらか一方だけが、いいくるまれなかったのは、
不幸中の幸いだと思う。
Aさんも転ばなかったわけだし。
と書いて頭を整理しつつ、
ドキドキをおさめました。
学びある体験でした。
と、
書き残してあったのをみつけたので、
ブログにアップしました。