散歩する機会が増えて、
公園の鳥、あの鳥は何の鳥?
と、知りたくなったら見るのにいい図鑑を紹介。
Amazonや大型書店で見ると鳥の図鑑はたくさんある。
どこを見て、選んで買えばいいのか知りたい人、
見に行ったけど、どれがいいか選べなくなって買うのをやめた人、
適当に買っては見たけれど使わなくなったという人、
そんな方のお役に立てたらうれしい。
鳥図鑑とのファーストコンタクトに失敗して欲しくないから。
具体的に2例をあげて、
私のおすすめ理由を伝えますので、
納得できたら参考にしてください。
最初の一冊におすすめはコレ
その理由
1.種数がをしぼられ324種
日本で見られる可能性のある鳥は、
現在およそ650種。
半分に種数を減らして記載、でも絞られすぎていないのがポイント。
山、川、海など日本の環境ならどこでも使える鳥のラインナップ。
山だけ、川だけ、市街地だけで観察できる鳥、というように分かれている図鑑も散見しますが、
調べる時には、一冊になっていた方が、調べやすい。
これだけ載っていれば、
見た鳥を図鑑の1ページ目からめくって探していったら、
特殊なものでない限り見つかるはず。
2.鳴き声が確認できる
一部の鳥だけども、
スマホで鳴き声が聴けるQRコードが付いている。
鳥の鳴き声は、大事な情報。
鳴き声さへわかれば、種がわかるようにもなる。
図鑑見てすぐ確認できるなんて、すごくいい時代になった。
とっても便利。
鳴き声だけ先に聞いて予習していき、
鳴き声をたよりに鳥を探すということもできる。
最初からは無理だけど。
でも、耳が強い、音楽経験者ならばできると思う。
3.写真図鑑
鳥が、絵よりも写真の図鑑のほうが、
初めてならわかりやすいはず。
これは人にもよるし、好みもあるので、一概に言えないけど。
何にしても、この図鑑、
鳥の説明もコラムのようにすっと読めるし、
探し方も書いてあっていい。
全体像から把握していきたい人はコレ
その理由
見られる鳥すべてが記載
現在日本で観察できるだろう約650種を全て記載。
日本にはこういう鳥がいるというのが
一冊みたらわかる。
世界には、現在約1万種を超える鳥の種数があるけど、
そのうちの約650種。
出現がまれな鳥も含まれているので、
全部が見られるわけではないが、
図鑑を見て日本の鳥の全体像を知ることができるのはこの本。
細かいことにこだわりたいタイプの人は、
最初からこちらがおすすめ。
海外旅行が好きな人には断然おすすめ
世界中でその鳥がどこに分布してるのか世界地図に記載されているのでわかる。
日本にいる鳥が、
世界にも広く分布している場合、
アジアだけにいる鳥、
固有種と言って、日本にしかいない鳥もいる。
「渡り」という移動をする鳥もいるので、
繁殖地と越冬地が違う国で行う鳥もいる。
そんなことが視覚的にわかり、
旅行先でも楽しめる。
見られる時期が明記
いつ見られるのか?の表示が、
月ごとに記載されているので、これも視覚的にわかりやすい。
これ、海外の図鑑ではよくあるのに日本の図鑑ではないなぁと思っていたら、
最近新しく買ったこの図鑑にあって、便利。
絵の図鑑
写真は、個体差があるので、
自分のみた鳥がそれと全く一緒でないと、
似ていない、違う鳥と感じることがあるかもしれない。
鳥を見慣れていない人ほどそう感じやすい。
絵の方が、想像の余地があるので、
その誤差が埋まり図鑑としては良いという考え方もある。
がこれも、好みで一概には言えないと思う。
最近は、変な絵の図鑑は海外でも少なくなったが、
描く人の腕次第で、わかりにくいものもある。
アマゾン川沿いのロッジで買った、ロッジの付近で見られる鳥図鑑などは、
その傾向がある。
記念や楽しく見る分にはまったく問題ないけど。
この絵じゃわからないよ〜と思うときはある。
最新の図鑑
第2版のこの図鑑は、
2020年の7月に出ているので、現状では、最新の分類の図鑑。
鳥の分類は、毎年のように変わり、増えていくが、
しばらくは最新と思って使える。
一冊目の図鑑と違って全部載っているので、
もっと知りたくなったからといって、
図鑑を買いかえる必要はない。
軽い
野外に持ち出して調べることを考えると図鑑が軽いに越したことはない。
全種載ってるこの図鑑が、540グラム。
前出の図鑑が、464グラム。
重さは重要。
料金は、税別で、1,500円と3,800円。
どこに価値を置くかは、ご自身で決めてください。
図鑑の選び方
上述のことを参考にして、
大型の書店や図書館でも
鳥図鑑が何種類もあるところで見比べて、
自分が見やすいもの、絵や写真が好きなものを選ぶといい。
鳴き声をカタカタで書かれたものを読んでも全くイメージできなくても、
それは普通なので、気にしなくていい。
鳥の説明が、スッと頭に入るような読みやすいもの、
読み続けるのが困難に感じないものを選ぶのがおすすめ。
見た鳥の調べ方
1.知っている人に聞く
図鑑の紹介の話を書いているのに何だが、
鳥はとっつきにくいので、聞ける人がいるなら、最初は聞いてしまうといい。
聞くときは、見た場所と、鳥の特徴を伝えよう。
撮れるなら、写メがあると、答える方は情報が多くて助かります。
2 図鑑をめくって絵合わせ
自分で調べたい人は、
図鑑を1ページ目からめくっていく。
絵合わせして、該当する鳥を探す、ということをしてみよう。
気が遠くなるかもしれないけど、
図鑑の中の鳥の並びの順番などがわかるようになれば、
あたりがついて早くなる。
で、探していた鳥が見つかればすごくうれしい。
海外の鳥の図鑑を新しく手に入れたら、
私は、1枚目からめくって、絵を見ることから始める。
知っている鳥がいることを確認したり、
見たい鳥を見つけながら見ているとだんだん楽しくなるはず。
おまけ
とりあえず、自宅にあるオペラグラスでも双眼鏡でもいいから、
それを持って公園に行き、
鳥を見ると
羽のもふもふ感とか、目のつぶらなところとか、
裸眼で遠くからぼんやり見てるよりずっと情報量が増え
可愛く、面白く、そして感動があると思う。
なので、試してみてください。
で、どんどん鳥を見て、探して、
を繰り返して、楽しくなってきて
もっと見たいよ〜と思ってきたら、
その時点で双眼鏡のいいものを手に入れたら、もっとずっと楽しくなると思う。
気の長い趣味かもしれないけど、
いろいろ制約のある今、
フィールドで鳥を見るにはいいタイミングかもしれない。
冬だから、カモの類も近所の川や池で見やすいはずです。
双眼鏡欲しくなったら、
相談してね。売りつけたりしないけど、
いいことは教えてあげられます。
それから、最初の写真の紹介していないほかの2冊の図鑑は、
絵の図鑑が私が学生の時に最初に買った図鑑。
約30年前は、これがイチオシでこれ以外の選択肢はなかった記憶。
そして、写真図鑑は、会社員時代に、世界の鳥を覚えるのにあたり、
日本の鳥の知識がなさすぎて困り、受験勉強のようにして、読んだ図鑑。
どちらもの図鑑もいい点は挙げられるけど、
どうせ買うなら、新しい図鑑がおすすめ。