お世話になっているヨガのインストラクターさんが、おめでただと、壁に貼られたブログ風のものを読んで知った。ちょうど受付にいたので、しばらくおしゃべりをし、出産時の話になった。話していて、ああ、これは書いておこうと思ったので、スピーディ出産の極意、お伝えします。1人しか生んでませんが。
自分の出産は、夜の12時前後に入院、朝の2時過ぎには終了し、お腹が減ったなぁと珍しく思ったのが2時半くらいでした。
痛くて体をこわばると、子宮口(しきゅうこう)がしまる。
子宮口は出口なので、そこがひらかないと、赤ちゃんが降りてこれないので、結果的に出産が長引く。なので、できるだけ力を入れない、りきまない。
しかし、陣痛の痛みは、個人差はあると思うが、かなり辛い。なので、事前の痛みの逃し方の練習が大事。
「右手を強く握りしめる、これ以上握れないくらい、手が痛いくらい握る。そうすると、たぶん自然にお腹に力が入る。しかし、右手以外は、全身リラックスさせる。」という練習だ。
握りしめた右こぶしを痛みの根源と仮定し、あとは全身リラックスした状態を意識的に作るということだ。
これは、マタニティスイミングで教わりました。
出産時、陣痛の痛みが襲ってきても、お腹にできるだけ力を入れないようにしました。
・目はつぶらない
痛くて、どうにでもなれと思って目を閉じる訳ではないが、目を閉じると、痛みのコントロールがつかなくなります。目は閉じたらだめと言われていたのを夫に言っておいたら、現場でそういわれ、あぁそうだったと思いました。
・これらの教えを現場で言ってくれる人、または音声をつくる
痛くて自力でコントロールが不能になった時に、お腹に力入れない!目をつぶらない!これらの事を言ってくれる人(夫・母など)がいると、非常に役に立ちます。心強いのもあるし。どうしてもだめなら、音声で作っておいて、聞きながらやるとか、でもいいかも。
自力コントロールはかなり厳しいと思われます。
お世話になった助産師さんが「出産の痛み」は、みんな一緒だと言っていました。
早く終わる人は、一気にガンと辛い時間がくる。
時間のかかる人は、ゆるやかに、徐々にくる。
立方体みたいなイメージですよ、と、イメージが難しいと思ったけど、ちょっと納得した。
あと、自分のことですが、「初産は時間がかかるから、もうだめって思ってからでも全然大丈夫なことが多いから、ぎりぎりまで粘ってから病院に来てね。」と言われていたので、そうしたら、「なんでももっと早く来なかった。」と怒られました。判断基準のないものは、わからないよなぁとあの時思いました。
痛みに耐えられるタイプの方は、事前に先生にどういう風になったら行ったらいいかを確認しておいた方がいいかもしれません。産院に歩いて向かう最中に、もう少し早くいけばよかったと私も思ったのですが、あとの祭りでした。
あと、妊娠・出産時は、人も動物に近くなる(≒ホルモンに多大に影響され、意識でのコントロールが普段より難しい時期と私は考えます)ので、自分の勘や感性に身をゆだねて、可能な限り、ゆっくりすごすのが、よいと思います。
実は、ぐちゃぐちゃと悩むタイプの私は、出産間際まで、考えていても仕方のないことを、いろいろ悩んでいました。「保育園に入れなかったらどうしよう。」と思ったから言った一言に、医療関係者の親族から「元気な子が生まれるとは限らない。甘い。出産だって何があるかわかならいのよ。」と言われ、すべてが怖くなったのです。
おかげで、死んでもいいように、かなりの片づけができました。そして、間際に、どんな出産でもなんでもいいや!とある晴れた日突然思ったのでした。6月に出産したのですが、その年の春のサクラは今年と同じように美しく格別に見えた、最期かもと思いながら見たのを思い出しました。今は笑えますが。