写真のカエルは、アマミイシカワガエル。
オキナワイシカワガエルは、探しに行き、鳴き声は聞いているけど、まだ見るチャンスに恵まれていない。
それはどこにいるかというと、やんばるの森。
沖縄北部の国頭(くにがみ)村、大宜味(おおぎみ)村、東(ひがし)村のエリアに広がる、常緑広葉樹の森に生息している。
形態により分類されていた時代は、
奄美大島と沖縄島のイシカワガエルは同種とされていて、
私が子供の頃は、地名が名前につかない、どちらもただの「イシカワガエル」で、
日本で一番美しいカエルと図鑑に書いてありました。
皮膚がぼつぼつしていて、写真だけ見ていると、
果たして本当にそんなにきれいなのか?
と疑問に思っていましたが、
去年、初めて本物の
アマミイシカワガエルを野外で見て、
他のカエルにはない複雑な模様できれい、かわいい!
と思いました。
ただ、
長時間、よくよく観察していると、
若干気持ち悪さもあるような気がしてきたのは、内緒です。
そんなことを思いつつも、
アマミイシカワガエルに出会えた喜びは、
とても大きく、次はオキナワイシカワガエルを見たい!
と思ってからだいぶ日にちが過ぎました。
DNA分析によって、2011年に2種は別種となりましたが、
そもそも分布地域が違うので、悩む必要もないのですが、
形態的にも、模様の感じが違うと図鑑には書いてあるし、
もう見たことのあるベテランからも、そうだと何度も聞かされています。
1種しか写真がないので、文字で説明すると、
アマミイシカワガエル(写真のカエル)は、
背中の模様が鮮やかな金色で、
イボが金色の模様の上に乗っている。
オキナワイシカワガエルは、
模様やイボが大きめで、色味が地味め。
というわけで、2種を比べると、
アマミイシカワガエルの方が、
色が美しく鮮やかで、
繊細な感じと教わりました。
ですが、個体差もあるし、
いまだオキナワイシカワガエルは見れておらず、
本当にそうなのかどうかを、
ぜひこの目で確認したく、またやんばるに出かけてきます。