8月中旬、オオサンショウウオに出会いに、広島県に行ってきました。
今回の旅は、行けることになったことからして、割とレアな人生経験をおくってきた自覚はあるけども、初めてのことばかりで、
神がかり的な様々な出会いにとても感謝しています。帰ってから1週間経ちましたが未だほわほわしている感動をまとって生活していて、
どれだけの喜びを与えてくれたのかと、最近になくしみじみと感じています。
伝えたいことはたくさんあるのですが、10月末からの南極行きが動き出し、やることが急に目の前にたくさんあるので、この気持ちを少しだけ出しておこうと思ってこれを書いています。
写真は、人生初の野生のオオサンショウウオ。
川を遡上したいけど、上がれない構造のため、そこにいるというような状況の個体を観察。
訪れた初日に出会えて感動した個体です。
最初の出会いがこれだったので、全身を見るのが難しく無いのかと勘違いしましたが、水の中にいると見易く無いので、この個体との出会いは大変貴重でした。
最終日にも同じ場所に立ち寄ったのですが、大雨で増水し、ここは水の中になりおらず。その少し下流で、本当に奇跡的に見つけることができ感動的な再会でした。
道路から観察していたら、地元の方が「われわれが川をのぞいていることに何事か?」と思って出てきてくださって、
その場所にいた個体は護岸工事が入るため最近26匹を上流に移動したばかりだからいないはずという情報を教えてくださいました。
オオサンショウウオは成体になると肺呼吸なので息つぎに上がってくるのですが、泥水で見えない水流の中からその時、2個体見つけ、観察できました。
最初も最後も感動的な出会いでした。
実際に訪れて驚いたことですが、地元の方は皆さんオオサンショウウオを全く珍しがっていないこと、
でも保護活動している方は皆さん口をそろえて「前より見なくなった、サイズが小さくなった。」と言われていて、
「寿命が長いから、いつもいる個体が死んだらそこからいなくなる、気づいた時には、、、」というお話しや
「人口巣穴の周りの草刈りが必要」というのも伺ったので、何か実際にアクションが起こせないかなかと考えています。
広島ではたくさんの方との出会いがあり、人とのリアルなご縁に久々に心がわきたちました。
原爆ドームと宮島だけでない広島の旅を、サンショウウオを危険にさらすことなく、ご紹介したいと真剣に考えています。
そんなこんなの8月を過ごしていました、未だ終わっていませんが。
しばらくぶりのブログですが、元気にしています。