西表島のウミショウブ 今と昔 2022年と2009〜2013年

2022年6月末の大潮の時に、ウミショウブを観察しにいった。

しかし、かつて見ていた場所のウミショウブの藻場は変わりはてていることに気づき、愕然とするとともに、

この場所のウミショウブはもう消滅してしまうだろうと感じてしまった。

沖縄タイムスのネット記事(2022年8月1日)で、環境省が「生態系維持回復事業計画」を本年度中に策定するというのを知ったが遅かったのではないのか。

でも、人の働きかけによってスタートしたことだと思われるので、それはそれで意義のあることだとは思う。

今回訪れた際、リニューアルしたばかりの環境省の西表野生生物保護センターでもらったパンフレットで、

日本以外にもウミショウブの生息地はあることを知り、海外での生息地に期待しようと感じた。

昨年2021年に訪れた際にも「ウミショウブはもう、、、。カメが食べていて、海水温が上昇したのと、いろいろ理由はあるみたいだけどねー。」

と歯切れ悪く聞いていたが、実際に海に入って見なかったの、去年は気づかなかった。

今年海に入ってみて、かつてあった群落がまるでなく、保護されわずかに残っている場所もとても元気がない状態だったのを目の当たりにした。

自分の知っている限られた短い時間、10数年の中で、こんなにも変わってしまったことに驚いた。

かつてのウミショウブの群落がどんなだったかを思い出すのに、写真を出したのでアップします。

以下の写真は2009年〜2013年の夏に撮影したものです。

白い粒つぶが雄花でこれが海中から出てきて、海水面上を風と潮の満ち引きで流されて動く。ウミショウブの葉そのものに雄花がたまったいる状態の写真。
雄花の大きさは数ミリ。指の左下についているプツプツが花粉。
雌花
3べんの形態の雌花が雄花をうまくキャッチして、潮が満ちてき海水に沈み込むと受粉が成功。
潮が満ちてきて、だんだん沈みこんでいきます。
かつて足の踏み場に困るほどあったウミショウブの群落。ウミショウブが減少することで、魚の種数も個体数も減る。過去にウミショウブ観察中にハリセンボンも観察したこともあった。

ウミショウブのことが、最もわかりやすく書いてあるのは、以下の写真絵本だと私は思っています。

在庫がないのでリンクは貼れませんが、気になる方は中古本や図書館などで探してみてください。

福音館書店 月刊たくさんのふしぎ ウミショウブの花 横塚眞己人 文・写真 

この記事を書いた人

橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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