2022年6月末の大潮の時に、ウミショウブを観察しにいった。
しかし、かつて見ていた場所のウミショウブの藻場は変わりはてていることに気づき、愕然とするとともに、
この場所のウミショウブはもう消滅してしまうだろうと感じてしまった。
沖縄タイムスのネット記事(2022年8月1日)で、環境省が「生態系維持回復事業計画」を本年度中に策定するというのを知ったが遅かったのではないのか。
でも、人の働きかけによってスタートしたことだと思われるので、それはそれで意義のあることだとは思う。
今回訪れた際、リニューアルしたばかりの環境省の西表野生生物保護センターでもらったパンフレットで、
日本以外にもウミショウブの生息地はあることを知り、海外での生息地に期待しようと感じた。
昨年2021年に訪れた際にも「ウミショウブはもう、、、。カメが食べていて、海水温が上昇したのと、いろいろ理由はあるみたいだけどねー。」
と歯切れ悪く聞いていたが、実際に海に入って見なかったの、去年は気づかなかった。
今年海に入ってみて、かつてあった群落がまるでなく、保護されわずかに残っている場所もとても元気がない状態だったのを目の当たりにした。
自分の知っている限られた短い時間、10数年の中で、こんなにも変わってしまったことに驚いた。
かつてのウミショウブの群落がどんなだったかを思い出すのに、写真を出したのでアップします。
以下の写真は2009年〜2013年の夏に撮影したものです。
ウミショウブのことが、最もわかりやすく書いてあるのは、以下の写真絵本だと私は思っています。
在庫がないのでリンクは貼れませんが、気になる方は中古本や図書館などで探してみてください。
福音館書店 月刊たくさんのふしぎ ウミショウブの花 横塚眞己人 文・写真