食虫植物好きな友人たちから、そういうガチャがあることは聞いていたけど、実際に見つけて初めて回せた日の夜に、ナショナルジオグラフィックのメルマガで、「ラフレシアの栽培に初めて成功した植物学者の物語」を読んだ。
記事は、こちら。
マレーシアのボルネオ島でも見る機会がある植物だけれども、なんだかタイミングが悪くていまだに私は見れておらず、ガイドに話したら何度も来てるのにまだ見てないのか? と笑われたが見れそうなのになぜか出会えないそういう動植物はある。
10数年前から、その頃いた社内のツアーでラフレシアを見にいく旅があって、自生地で撮影された何種かのラフレシアの写真だけは見る機会に恵まれていた。花はナショジオの記事にも写真があり、見たことのある人も多いだろうけど、つぼみは、紫キャベツの大きいのみたいで初めて写真を見た時はびっくりした。
「花よりもつぼみのがキュート、断然これが見たい!」 とその時思った。つぼみが、根のような太い地面をはうツル⁈に付いて地面にいくつもポコポコ出ていたのが衝撃的だったのだ。
ラフレシアの開花は、記事にもあるように予測がつかなくて、でもツアーは、日程が決まっているモノだから、毎回、ツアーでは困難を極めていた。花が咲く場所がわからないから、かなりの山歩きを強いられていたからだ。今思うとすごいツアーだったよなぁと。自分の自宅の敷地内(と言っても裏山見たいなところ)で咲いたものを見せてくれるようなものではなかったので、そういう簡単なイメージで求めてきた人はびっくりしただろうし、今の自分なら、本当の自生地にぜひ行ってみたいから、そういう場所まで、頑張って行って、出会えたら蕾でも、花でも枯れたのでも、見れたら本望だ。
ガチャの写真と共に、この記事を植物の育種のプロの友人に送ってメッセのやりとりを少しした。そして記事内にもあったが、栽培の推進と自生地の保護は相反している、という点を指摘され、植物への愛を感じた。ラフレシアが栽培できるようになったのかぁ!と単純に思った私だが、栽培成功のためにたくさんの犠牲になったラフレシアがいたことも気づき、自生地にそっとしておくというのもありではないのかと思った次第でした。