ボルネオ島(Borneo)の熱帯雨林 フタバガキ科(Dipterocarpaceae)の一斉開花 2019

フタバガキ科(Dipterocarpaceae)の樹木が、

ボルネオ島(Borneo)の熱帯雨林の7割を占める。

その樹の花が6.7年に一度、

一斉開花する。

毎年咲かない。

そして、エリア内でのみ同調し、

この森は咲いたけど、

あっちの森はまだ咲いていないという状況になる。

極度の乾燥が開花のトリガーではないかとも言われているが、

詳細は不明。

そして一斉開花のタイミングは、

森の中が、

突然、

餌が豊富な状態となる。

動物たちにとって天国で、

食べ物が沢山あるから、

森の外に出る必要がなくなり、

動物観察には不向きなタイミングになる。

かつ、

花に誘われ、

ハチが増える。

夜の観察時に必要なライトを当てると、

いろんな虫が集まってくるが、

このタイミングだと、

危険なハチもよんでしまう。

森の見た目は、

木々が、白っぽくなり、

粉をふいた、

ふわっとした感じになる。

「山が笑うと」いう表現があるが、

そんな感じ。

正確には、山というより、

「森が笑う」

という感じがする。

熱帯雨林を見ていると、

山というより森という言葉がしっくりくる。

2019年は、

既にデラマコット(Deramakot)森林管理局の森ではスタート。

3月20日頃まで2ヶ月降らなかった雨も降った。

この後、ボルネオ島の島中の森で、

始まるのでしょう。

それぞれ、いつ始まるかはわからないけど。

できることなら、

実の時期に再訪したいです。

この記事を書いた人

アバター画像

橋場みき子

生きものに出会うために自然の旅に出かけてその環境の動植物を観察してメンバーと気づきを共有し楽しむのがライフワークです。自然の旅はリクエストに応じてご案内もしますし、自分が行きたい場所、出会いたい生き物の情報がが入ってくれば、声をかけて二人でも、いなければ一人でも出かけます。今年は新しい情報、人との出会いが多く違う世界が見えてきました。同じような感性の方と出会いたい。そのためにはどうしたらいいのか?を最近よく考えています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

Facebook Page

「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせと、世界の旅で撮影した写真があなたに届きます。