通い出して3年目になるフィールドのトウキョウサンショウウオが、例年より2週間ほど遅れてやっと産卵がはじまったのを確認できて安心しました。
去年は、3月初旬にトウキョウサンショウウオの2個一対の卵嚢を多数と成体もオスとメスどちらも観察できたのに、今年は姿がなく、卵嚢も見当たらず心配していましたが、一昨日の雨でやっと産卵のスイッチが入ったようで、本日卵嚢を確認し、ひと安心しました。
昨夜も来て観察していた方が「昨日は産んでなかったから、今朝産んだ卵だよ。」とおしえてくださり、また別の方から「サンショウウオは、移動するのに時間がかかるから、雨降ってから2日後がいいよ。」とエッセンスも教わりました。たしかにカエルと違って移動が大変そうです。山から降りてきて、水場に移動し卵を産むトウキョウサンショウウオに思いをはせました。
同じフィールドには11日にも訪れましたが、その時は夜だけの観察で見えなかった花や鳥も今日は見れました。シュンランも花茎をあげ、咲きはじめていました。
ニホンアカガエルの卵は11日から多数ありましたが、卵はさらに増えたように見えましたし、オタマジャクシがすでに多数かえっていました。今回は、アズマヒキガエルの卵も見つけ、その卵嚢の袋の部分をオタマジャクシが食べているように見えたりもして、何をしているのか気になりました。
待っていたトウキョウサンショウウオの産卵も確認できたし、初めてこの地でシュンランを見て、ヤマアカガエルの若い個体も観察、そして初めて娘も連れてこれたので、思い切って急遽出かけたのですがともてよい観察ができたので感謝です。