5時半ごろ、まだ双眼鏡で見てもよく見えないくらいの明るさの中、リュウキュウアカショウビンの鳴き声で自分は目が覚める。
普段は早起きが苦手なのに、鳥の声にすごく反応して、キョロロロローキョロロロローという尻下がりの声が寝ていても聞こえてくる。
それで、あっという間に目が覚める。目覚ましをかける前に寝落ちしたのに、朝起きれた自分に今回驚いた。
アカショウビンは、西表島で見るチャンスは高いけども、しっかり落ち着いて見るのはそんなに簡単ではないと私は思っていて、
みたい方が満足するほど見れるまでは、ドキドキする。出会って欲しいと心から願っている。
最終日の朝、小雨降る中、宿を出発して探し始め、いったん行きはじめた方向を変えて再出発して出会えたアカショウビン。
しかも、わかりやすく目の前で道路を横切って、パイプの上に止まってくれた。
くちばしで何かくわえているものを叩いているのが見える。
体勢を変えて、さらに叩きつけ、最初は後ろ姿だったけども、向きを変え正面顔をスッキリと見せれくれた。
ヤモリをくわえている。私にはこの写真からヤモリの種までは識別できない。ホオグロヤモリなのかなぁとは思うけど。
ヤモリを上に放り投げて、くわえる位置を直し、ヤモリの頭がくちばしの先にくるように直した。
そして最終的に、きれいにくちばしの中にヤモリを収納してから飛びだっていったので、ヒナが待っているのだろうかと推測。
それとも求愛給餌に使うのか?
どちらにしても、そんなシーンを見せてくれて、ありがとう。
でも、ちょっとヤモリの気持ちにもなってしまった自分もいて、
すっかり鳥屋でなく、爬虫類・両生類屋になったのかもと思った朝でした。