タンザニア到着日の翌朝6時過ぎ、外に出てキリマンジャロ山を確認する。美しく見えている、お天気はよさそう。あとは、キリンがロッジのそばに歩いて来てくれれば、思った通りの最高の朝になるが、こればかりは祈るしかなく、もっと明るくならないと見えないので、部屋に戻り、出発準備をすすめる。
キングサイズのベットが一つある一人部屋用のお部屋はムーミン谷を思わせるような作りのロッジで、建物の後ろにはメルー山があり、ここも朝焼けが美しい。それほど高く感じない山なのだが、標高は4,566mもあり、タンザニアでキリマンジャロ山に次いで高い。
部屋の外で声が聞こえてきたので、また外にでて、キリマンジャロ山とうまくすればキリンがこっちから近くに出てくると伝える。この宿に泊まるのは朝にキリマンジャロ山を見るためと言っても過言ではなく、事前に伝えてはいるのだが、見そびれる人が多い。山好きでないければ、山の位置はわかりにくいものだ。
まだ暗いのと肌寒いので部屋と外を自分は行ったり来たりしながらチェックしていたら「キリンが歩いてきた!」と見ていた方が気づく。「やった〜! キリンきたー!」と心で叫ぶ。最高の朝だ!
写真は、もっと明るくなってからキリンがキリマンジャロ山を通り過ぎ、ロッジそばにきてとどまり食べるのに忙しい時のもの。望遠ズームレンズではないので、一度に全部のキリンが入れられない、贅沢な状況でした。こんなに朝からたくさん見るのは初めてで、あぁよかったぁ、ひと安心と朝食前にひとりホットした私でした。
そして、朝食後にロッジの敷地内で観察した鳥
他にも見たけど、写真が撮れていないので、写真が撮れたものを鳥はご紹介していきますね。朝食後は、荷物をサファリカーに積み込み出発。
まず最初に見たのは、木の上にいたホロホロチョウ。覚えている限り、地面でしか見たことがなく、これは珍しい、まだ上にいたのはのんびりしてたのだろうか?
アルーシャ国立公園は、キリンの多い公園だけども、こんなに沢山見たのは初めてで、昨年末に2ヶ月雨が降り続いた影響が大きいようで、緑も水も多いし、道路は荒れてるし、キリンがやたらに多いし、いつももっと見かけるイボイノシシやシマウマ、そして鳥は少なく感じました。また、今までゾウの気配をほとんど感じたことがない公園でしたが、今朝したばかりの糞が成獣サイズの大きいものから仔ゾウサイズの小さいものまで多数あり、ガイド曰く山から降りてきていたのだろうと。姿を見ることはできませんでしたが、確かにこの公園にもアフリカゾウが生息していることがわかりました。途中、ゾウが木を倒して通れなくなっている道もありました。そんなこともあり、今年、2024年は特殊パタンの年なのかもと感じた午前中のサファリでした。