この説明、順を追うと読んでるのがツラくなるので、まずおおざっぱな結論から。
一年のうちで、冠水することがある森(バルゼア林)と、冠水しない森(テラフィルメ林)で構成される。
「冠水する森」ってなぁ〜に?
雨季とよばれる時期は、アマゾン川の増水で森の下部が水の中に浸る森のこと。
最も多いところでは、年間200日以上も森が水に浸るのだ。
水に樹木が浸る、冠水しても腐れない、そういう植物で構成された森だ。
で、実際その森を歩いた。
森の樹に線が、ついている。どこまで水に浸ったかが一目瞭然。
ぬかるんでるところもあった。
枯れないと書籍では読んだが、水に浸って立ち枯れているように見える樹木もあった。
アリの巣が高いところにある。
そんな浸かったり乾いたりする森で、生きる生き物たちがいる。
同じエリアでも、丘の上は冠水しない森テラフィルメ、下が冠水する森バルゼアで形成されている場所もある。
世界の熱帯雨林の半分がアマゾニアにあるという。
そして、そのうち4分の3以上が年間降水量2000ミリを越す多雨林という。
現地で見てきた森と、地球の森の全体感がまだつかめない。
本当に広大な川と森のアマゾニアのほんの一部を今回見てきた。
この仕事をする前に、エクアドルアマゾンを訪れたことがあるが、あの頃は森について何も知らなかった。
地球の自然豊かな色々な地を見て、いまは相当に特殊だと感じる。
世界の森のこと、もっと知りたいと思った旅でした。
そして、アマゾニアの森の恐ろしさも肌身に知ったのでした。
☆写真は、世界一のキャノピータワーからの撮影したアマゾニアの森