カシューナッツはウルシ科 花托をマダガスカルで食べてみた

カシューナッツが好きで熱帯に行くと、その木を時々目にする。今回マダガスカルの東部沿岸を旅していて、カシューナッツの肥大化した花托(かたく)、これはイチゴの赤いあの食べている部分に当たるのですが、それに相当するカシューアップルと呼ばれるものが道路で売られているのを初めてみて買ってみました。

ガイドに食べると口が変になるよと言われたけど、好奇心のがまさって、カシューナッツはナッツの皮剥きが大変で手がかぶれて大変と聞いていたから、そういう作用はあるんだろうなと思っていましたが、帰国して調べるまでウルシ科だと知りませんでした。

確かに、ちょっと噛んだら、口の中がイガイガしてきて嫌な感じがしたのですぐ出したのですが、熱帯果物のドリアンみたいに当たり外れがあって、ハズレなのかもしれないと思って、手元にあった3つを全て切って口にしましたがどれも同じだったので、全てまだ未熟な青いものなのかもしれないのかもしれないし、口に合わないのかもしれないけど、どちらにしても無理だとわかり、食べるのは断念。

熱帯の果物や植物について、私のバイブルは『熱帯の有用果実』 著者:土橋豊さん トンボ出版

調べたらAmazonでまだ買えるので、熱帯によく行く人、フルーツ好きな人は超おすすめです。この本があったらとても楽しめます。表紙のホウガンノキもこの前スリランカで見たばかり。

本に「果皮からはウルシに似た樹脂を出すので触れるとかぶれることがあるので注意します」と買いてあって、果皮からから熱帯特有のねっとりした匂い、美味しそうな、でも危なそうな香りと共にペタペタしていたので、なんとなく危険だと感じていた私の勘は間違っていなかったと、口には入れたけど、すぐ出したし、その後、問題はなかったので、とりあえずOK。

それにしても鮮やかな赤と黄色の花托の色は、車の中から、遠くから見ても目立ち、クリスマスリースを連想しました。色味がちょっと違うけど。

マダガスカル東部の子供達は普通に食べているそうで、ちょっと不思議。アンタナナリボ(マダガスカルの首都)出身のガイドは、口がおかしくなるから食べないと言ってた。東部の子は食べ慣れているから大丈夫なのだろうか? ネットには美味しいとの記載もあったけど、本当にそうなるのだろうか?謎。

ちなみに1,500アリアリ。6個くらいついていたかな。日本円で50円くらい。

カシューナッツの原産地は熱帯アメリカ(おそらくブラジル)とのことだけど生産地はインドが最も多く、次いでタンザニアなどの東アフリカ諸国、ブラジルと本にあり、タンザニアで以前は入手しやすくおいしかったよなと納得。ブラジル、パンタナールの旅に行った時は、カシューナッツのジュースなるものが朝食に置いてあって飲んでみたけど、ナッツの味した水っぽい飲み物で、コンビニに紙パックのカシューナッツジュースも売ってたから試したけど、あまり口に合わなかったので、それっきり。美味しいものがあるならまた飲んでみたい。

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橋場みき子

生きものに出会うために自然の旅に出かけてその環境の動植物を観察してメンバーと気づきを共有し楽しむのがライフワークです。自然の旅はリクエストに応じてご案内もしますし、自分が行きたい場所、出会いたい生き物の情報がが入ってくれば、声をかけて二人でも、いなければ一人でも出かけます。今年は新しい情報、人との出会いが多く違う世界が見えてきました。同じような感性の方と出会いたい。そのためにはどうしたらいいのか?を最近よく考えています。

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