いまごろ、8月に咲く、美しい夏の花。
森の下、林床に咲く花で、そのつぼみは、まるく、非常に愛らしい。
私は、花よりもこのまるい蕾が好きだ。
植物の写真を撮り始めたころ、とりつかれたように丸い蕾が好きだった。
好きなもの、魅かれるものに理由はない。
好きすぎて、日の丸構図の写真を何枚も撮った。そして、それではうまくいかないことを学んだ。
どうしたら、花と共につぼみが可愛く撮れるのか全くわからなかったが、とにかく、まるいつぼみを花と共に可愛く撮りたかった。
つぼみの色も、ピンクがかったものから、薄緑色のものまで、いろいろある。
植物写真は、いい株、美人な株、自分のすきな株を見つけることが、まず最初の仕事だ。
花が咲いていた方が、よりいい雰囲気なので、花がきれいで、つぼみがたくさんついている花を探して撮影していたが、レンゲショウマが難易度高いということ、撮影技術がいることを当時は知らなかった。
この写真はコンパクトデジカメ、たぶんソニーのサイバーショットで撮影していたはずだから、今のフォーサーズで撮ったら、少しは撮りやすいだろうし、きれいに撮れるだろう。
いや、もしかしたら、iPhon7+のがいいのかもしれない。
先日、重い思いをし、相当頑張って、フォーサーズの一眼を持って山に登ったが、頂上直下で撮影した花で一番よく撮れていたのは、フォーサーズではなく、IPhone7+でした。
なので、一眼だからと言ってうまく撮れるわけではないことを最近知った。
5年ぶりぐらいにこの可愛い子に会いたい。そして、撮影したい。
そんなことを考えながら眠ります。