三つ峠山荘 富士山が正面に見える宿 山荘のご主人中村光吉さんは山守人 

三つ峠山荘の部屋からの富士山

今年の6月に三つ峠山荘に泊まりました。

ここは、かつて仕事で何度も来たことはありましたが、泊まることはなく、今回ようやくその機会が訪れました。

そして、山荘のご主人、中村光吉さんとも、お話することが出来ました。

中村さんは、植物の保全活動を、数十年にわたり、多くの人と共に継続され、県や環境省から業務を委託されています。

盗掘やさまざまな理由により、微妙なバランスが崩れ、激変した植生を地道な活動によって復活させています。

それは、本当にすごいことです。草刈りなどの作業一つとっても大変なことですし、何十年も継続しつづけるということはどんなにか大変なことでしょう。

また、求める人には、この三つ峠の自然について、植物について解説してくださいます。

自然や、植物について、わかりやすく説明するということは、とても難しいことです。

ご自分のフィールドを長年見てきたからこそ言える、中村さんが話す、三つ峠の自然の説明は、ほかでは聞くことはできません。

ぜひ、多くの人に聞いていただきたいと思います。

山荘は、富士山の目の前にあります。

写真のような、窓から富士山がばばんと見えるお部屋もあります。

このときは、朝起きたら、朝焼けで薄ピンクの赤い富士山が見えました。

前日もいいお天気で、富士山がきれいでしたが、翌日の朝も最高に美しい富士山で、裾野まで全部みえました。

私は、いままで、仕事で山に登ることもあり、普通の人よりは山を見る機会は多かったのですが、どうも心の封印があったようで、今まで山が見えていませんでした。

今年になって、八ヶ岳やこの富士山の、山の美しさに気づきました。

山を見ながら、キャーって思いました。

神様ありがとうございます!と本当に言っていました。

朝、ベランダに出て、1人でぼーっと山を見ていました。

すごいなぁ~と。

光の色が変わっていくさま、空気が変わっていく感じ、朝の雰囲気が徐々に変わっていくさまを見て感じていました。

泊まらないと、見れない景色です。

惜しむらくは、もっと暗いうちに起きればよかったと。5時過ぎには既に明るくて、もったいないことをしました。

ここには、日帰りで来る方がほとんどですが、泊まってみるのはいかがですか。

三つ峠山荘のサイトです。

4~5人くらいなら、一緒に入れる、お風呂もあります。

食事は、豪華ではありませんが、ご主人の手作りで夕食と朝食を、おいしくいただきました。

山小屋に泊ったことのある方なら、問題ありません、快適です。

トイレは、バイオトイレです。

普通のホテルしか泊まったことない人は、びっくりするかもしれません。

どこもピカピカというわけではないからです。

でも、たまには、こういうところで泊まって、富士山を見て、植物の自然の話を聞くというのはいかがでしょうか。

いま、夏の花が見ごろです。

三つ峠の行き方

新宿発、7時半の特急に乗れば、河口湖駅に9時31分に到着、富士急行路線バスに乗りつぎ、10時5分には三つ峠登山口に到着します。

三つ峠登山口から登れば一本道ですし、ゆっくり行っても2時間くらいで三つ峠山荘に到着します。

登りきると、晴れていれば、富士山が見えます。

帰りは、路線バスが適当な時間にないので、私は出発前にイビシタクシー(0120-202-580)さんに翌日トイレのある登山口に迎車を予約しました。

事前予約すれば4,960円と定額だと電話予約の際に言われましたが、予約する際に確認してくださいね。

ぜひ、お出かけください!

そして、お泊りの際は、ぜひ、中村さんに三つ峠の自然の話を伺ってください。

どうやって話しかけたらいいかわからない人は、このブログを読んだとお伝えください!

自然って、案外わかりにくいものです。ぱっと行って、見えてくるものではありません。

でも、知っている人に話を聞くと、その楽しさが、すごさが見えてきて、ぐんと身近に感じるはずです。

そんな体験を、多くの方にしてもらいたいなぁと思います。

ボランティア活動グループ、『三つ峠ネットワーク』では、三つ峠の草地の保全作業と観察会を開催しています。ご興味ある方はこちらのサイトへ

中村さんは、富士山の画家、写真家としても活動しています。時々、個展をされているそうなので、次回はぜひ伺いたいです。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

イベント情報

イベント情報

ただいま、オンラインで、zoomを使ってイベント開催中です。リアルなイベントは、様子をみながら再開を検討します。

国内で観察撮影した写真を見ていただき、その時の様子をお伝えしています。

みなさん、ぜひ一度お気軽にいらしてください。

生きものや自然、旅の話でおしゃべりしましょう。

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