諸説ありますが世界に11種いるというメガネザルの一種、ニシメガネザル(ボルネオメガネザルとも)です。
英名はWestern Tarsier、学名Cephalopachus bancanus、
ターシャと、可愛い名前の小型のサルです
体長10数㎝くらいで、夜行性、昆虫やヘビを主食とする、進化の過程では古いタイプの霊長類(ニホンザルやチンパンジーなど)の祖先の形態をもつ原猿(マダガスカルにいるレムールなど)に属します。
夜間観察で動物を探すときは、目が光ることを頼りに探しますが、この子は光りません。なので、ヘッドランプのライトだけを頼りに目で探します。
もちろん、見つけたのは現地のガイドですが、すごい!としかいいようのない状況でした。正面から見ると葉の隙間から一部しか見えていません。
メガネザルの目玉は、ひとつで脳と同じくらいの重さがあるそうです。目の大きさは際立っています。
夜行性の動物は、目が大きいのが一般的です。暗い夜でも、光を集められるように進化した結果、そうなったと言われています。鳥でも、イシチドリやハサミアジサシのなどの目は鳥にしては大きく、夜行性です。
ちょっと、ホントに可愛い?と突っ込まれそうですが、サイズ感は小さくて可愛いし、あいたい動物に遭えてうれしかったです。
個人的に、今回のブルネイの旅一番の収穫でした。