元気になれる場所、パワーをもらえる場所という意味で、パワースポットを定義するなら、アフリカのタンザニアが自分にとってのパワースポットかもしれないと、同僚に言われて、そうかもなと思うようになりました。
タンザニアは、ケニアと並び観光立国で、野生のゾウ、キリン、ライオンなどを見るならば、もっとも一般的な東アフリカの国で、キリマンジャロ山があります。コーヒーが有名ですが、紅茶も名産地でコーヒー好きな自分ですが、タンザニアに行くと紅茶ばかり飲んでいます。(理由はまた今度)
ツアー中は、ご参加の皆さんが元気かどうか、ケガしないかどうかの安全管理が一番大事なのですが、サファリカーに乗って、サファリをしているときは、皆さんどこにも自由に行けないので(団体行動で行方不明者がでること位、怖いことはありません)、自分も動物の観察・撮影にいつもより集中できます。
動物を探すのも大事な仕事ですが、タンザニア人のドライバー兼ガイドの方がよほど自分より目がいいので、哺乳類はまかせて、自分は観察した鳥の名前を図鑑で確認する、自分が観察して気づいたことを伝えてもっと楽しんでもらえるようにする(例えば、妊娠したシマウマやヌーなど自分はすぐわかります)。
ガイドは普段は鳥を探さないので、小さめの鳥は自分でチェック、それから見たいとリクエストされている動物がいないかなど、いつも結局、探しています。で、この作業、目や首や腰にきます。そして暑くてボーっとしてきます。が、時々、すごいものを目にして、元気になります。ほぼ同じ時期にタンザニアへ訪れていますが、毎回違った動物たちの姿を目にして心震えます。
前回、一番気持ちが高揚したのは、母ライオンが言うことをきかない子供の首をくわえて歩いたのを間近に見たときでした。ネコ科なんだなぁ~と。ライオンって寝ているシーンはよく見るのですが、あまり動いていないのです。
ライオンも群れでいることをよく見ますが、アフリカゾウも群れで見かけます。そして小さな子ゾウがいると、こちらに気づいた瞬間にみんなで子象を隠して見えなくします。そんな、シーンを何度も見ます。タンザニアに来ると子供もう一人ほしいなぁと思ったりしていました。また日本に帰ると日々の生活に忙殺されて、そんなことすぐ忘れるのですが、アフリカに来るたびによく思いました。
夕方、サバンナの地平線の景色を見ながら宿への帰り道を走っていると、日本で悩んでいたことが小さなことに思えて、まだまだ大丈夫とよく仕切り直しをしていました。というわけで、私にとって、タンザニアは元気になれる場所の一つです。
最後の写真は、日の出の写真です。色味だけ一緒ということで、夕焼けはまた今度。