今月末からまた出かける、カナダ東部にあるニューファンドランド島の近くにあるのが、グランドバンクスと呼ばれる、三大漁場のひとつで、たしかに魚介の美味しいころでした。
魚が多い場所は、鳥も多く繁殖地(岩場にぎっしりついてる黒い点は卵を抱くウミガラス)になることも多く、そしてクジラやシャチ、トドなど大型の海洋性哺乳類も多く生息するということで、自然観察の場所に適しています。
トップの緑の芝生の中にいる写真の鳥は、ニシツノメドリ、英名 Atlantic Puffin、日本でもパフィンと呼ばれて割と知っている人が多い鳥です。この鳥だけを見たいという方をアイスランドにご案内したことがあります。くちばしが特徴的で、小魚をたくさんくちばしに並べくわえられます。この鳥、アイスランドでも繁殖していますが、ニューファンドランド島での繁殖数は、非常に多く、1万以上と言われましたが、本当に空が黒くなるくらいの群れを昨年見て驚きました。
去年、その鳥を、オオカモメ(世界でもっとも大きいカモメ)が襲いあっという間に、獲物としてしまいました。生き物の観察をしていると、そういう場面に時々あいます。食う食われるを間近に見る機会が自分は文字通り多いです。
食べて、繁殖して、子供を育てるということを、動物はしっかりやれてるよなぁと、自分はバランス悪いなぁと、そんなこと時々考えています。
この鳥が、岩にいっぱいいた鳥でウミガラス。目の周りが白い縁取りで目がぱっちりタイプと、無いのと2タイプいます。
この島、鳥、鳥、地質学、食べ物といろいろ面白いので、また後日紹介します。