旅の最終日、
マングローブのエリアで鳥を見ていると、
女性に声をかけられました。
普通は人が入ってこないところに人がいるから、
気になって声をかけてきたと思います。
海外、いや日本でも、
鳥を見ているとあります、
バードウォッチャーあるあるです。
フランス語なので、ガイドが説明してくれるまで全然わからなかったのですが、
マングローブを保護している人たちだという事で、
海岸際にマングローブの幼木がたくさんあったのは、その人たちが植えたものと判明。
マングローブ独特の胎生種子を地面に差して、
増やしたんだよと再現してくれながら、
一緒にいた男性が教えてくれました。
言葉はわからなくても、わかります、ありがたいです。
写真の小さい木も、すべてこうやったと、身振り手振りで教えてくれます。
後で、その団体のリーフレットもわざわざ持ってきてくれました。
マングローブは、もともと海水と真水が混ざるエリア汽水域の植物ですが、
ゴミや、埋め立て等で、海水がはいらなくなり、マングローブがダメになってきたと。
それで、ゴミを拾い、
海水が混じるよう元の様に陸地の形を整えているのだと。
会った時は、7人くらいで、集めた木材をマシンに入れて小さくチップにしていましたが、
大量の木材がありました。
気の遠くなる作業、しかも日差しの暑い中、日なたでしていました。
頭が下がります。
マングローブを守ってくれる人がいて、
そこで生きる生き物がいて、
そこに飛んでくる鳥を見せてもらってます。
日本で植物を見ていた時も、
少人数の多大な努力で、
そこ独特の環境がかろうじて守られ、
生きながらえている植物を、
たくさん見せていただきました。
感謝しかありません。
この団体のTシャツを着ていた、中心人物が白人女性でしたが、
他はみなメラネシア系の男性でした。
北部のエリアに行った際には、
山でもビーチでも、仕事がなさそうな、することがなさそうな
メラネシア系の男性を見かけましたが、
ヌメアでは、ここで初めてメラネシア系の男性を見かけました。
ニューカレドニアで、ホテルで働いている人は、
白人か、メラネシア系でも女性ばかりなので、
暑い国によくある、男性があまり働かない国なのか、
適切な仕事があまりないのかは、わかりません。
島の45%はメラネシア系の民族構成とガイドブックで読みましたが、
いるような場所に行ってないというのもあるし、
今回、初の滞在で、期間も短いので、
詳しいことは全くわかりませんが、
先進国並みの道路と、様々なものがある島でしたが、
民族による貧富の差は激しそうだと感じました。
全然違うと言えば違うのですが、
1月に行ったジャマイカで感じた雰囲気に少し似ていると思いました。