12月上旬の京都 東寺 東福寺 光明寺の紅葉 東福寺でアトリの群れを観察

お客様と私の3人で、

京都で1泊2日の時間を、

一緒に過ごしました。

「益富地学会館に行きたい」という共通点でつながった、3人。

ツアーのスピンオフ?みたいなもの。

1日目の目的の場所に行く以外は、

ノープランで、

2日目は、京都らしくお寺に行くことにしました。

私ともう一人の方は、京都もお寺も詳しくないので、

詳しい方のおすすめにのっかりました。

前日の天気予報では、

90%の雨模様だったのですが、

ラッシュ時の移動を避け、

ホテルの出発をゆっくりにしたことが功を奏し、

九時半過ぎには、

雨が上がり、

タクシーで、あっという間に東寺(とうじ)に到着。

東寺では、

春と秋に咲く桜、ジュウガツザクラを初めて見て、

五重の塔を見上げ、

大きな仏像の数々をみて、

宮本武蔵の絵を見る。

庭木のサザンカが、

傷んでいるところがなくとても美しく感動。

五重の塔と紅葉は、

いかにもですが、絵になる風景。

2018年12月3日時点では紅葉は、まだ十分きれいでした。

まだ、色の変化が遅い樹があったので、

「今年の紅葉は遅いですか?」と聞いたら、

例年並みとのことでした。

京都駅周辺の人の多さにうんざりしていましたが、

東寺では、

お寺が広いのもあって、

30~40人程度の団体さんを避ければ、

人が多いのも感じずに静かに過ごせました。

東寺から、京都駅まで歩いて、

駅前のホテルで昼食を取り、休憩。

そのあと、

東福寺へ、JRに乗って行く。

駅から15分程度歩く。

午後だし、お寺の人気度が高いのもあって、

こちらのほうが人が圧倒的に多い。

でも、橋の上で立ち止まって写真を撮れるのは、

それほど混んでいないレベルだと聞く。

東福寺のアトリ

東福寺で、アトリの群れを見ました。

70羽くらいかなぁと思いましたが、もっといたかも。

紅葉の木々の中、動くものを見つけ、

見ていたら、たくさんいることに気づきました。

最初に気づいたのは、

シメという鳥でしたが、

たくさん移動しながら食べていたのは、アトリでした。

たくさんいます。

しばらく見ていましたが、

あっちこっちに移動しながら、

さかんに実を食べています。

カエデの実を食べている様です。

双眼鏡を出して見はじめましたが、

長い時間をそこで食べ続けているので、

望遠レンズのカメラも取り出し撮影することにしました。

最初に見た、シメを探しましたが、

もうアトリしか見つからず、

それでも、すぐ近くに来たりするので、

飽きることなく、

そして、それほど人も混んでいなかったので、

同じところからずっと観察していました。

お寺でバードウォッチングするとは、夢にも思っていませんでした。

野鳥観察、撮影をしている時が、

一番熱が上がります。

ひとしきり見て、

それでもアトリが居続けるので、

贅沢にも、

「そろそろ行きましょうか? どうします?」

という話をしていたら、

アトリがいっせいに飛び立ち、

大きな群れだという事が初めてわかりました。

その後、4回、群れで動き、

そんなにいたんだ!

と大変驚きました。

アトリは冬に大きな群れを作る習性のある鳥ですが、

こんなところで、群れを作って食べていたんだと、

出会えたことに感動。

「紅葉シーズンのお寺では、

カエデの実を食べに来る鳥たちを見るのが楽しみなのよ。」と、

お寺によく来る方に伺い、

そうなんだぁ~と感心。

自分ひとりで来ていたら、

たぶん、そのこと、一生気づかなかっただろうと思う。

東福寺から少し先にある光明寺。

ここの紅葉がもっとも素晴らしかった。

紅葉のオレンジと赤、

石庭のグレー、

芝と樹々の緑、

樹の幹の濃い茶色、

様々な色のグラデーションが美しかった。

高2の修学旅行の京都では、

お寺に全く興味が持てなかった自分だったけど、

いまは、いいなぁと思える。

そして、外国人の撮影している方が、

お部屋の奥に座って、そこから庭を撮影しているのを見て、

部屋から、この庭を眺めることに気づく。

12月中旬ぐらいまでは、

京都は紅葉が楽しめるのだろうか。

感覚的には、そろそろ終わりになるんだろうなぁと思いました。

珍しく、京都のお寺めぐりをして、

探鳥も楽しんだ一日でした。

ご一緒していただいたお二人に感謝です。

メッセージ

世界のフィールドを歩き生きてきた私は、移動して自分の知らない世界とつながり、自然や生きもののエネルギーでパワーチャージをしています。クリアな自然の中に身をおき、動植物を感じようとすることは、自分のコアな部分につながり、瞑想しているような落ち着いた時間を過ごすことができます。私とそんな時間を共有してみませんか。

この記事を書いた人

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橋場みき子

生きものと世界の大自然、旅や愛爬ヒョウモントカゲモドキ、ときどき娘のことなど書いています。動植物大好き、自然の旅案内人として、知人・友人に案内しています。2020年3月まで世界の動植物に会いに行く旅を手配・案内する生活をつづけて20年以上、1年に地球5周を移動するような生活でしたが激変。2021年9月私は生きものとのつなぎ人と自覚し復活。鎮まりながら多動し、今日も生きています。

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